新井由木子【まだたべ】vol.028 路上にて(かなしみのマグロ)の巻

しくじったと自分で認めることで、きっと人は成長するんですね。“まだ食べたことのないもの”が気になって仕方がないイラストレーター・新井由木子さんが、食べるモノや関わるヒトと奮闘する日々を綴ります。

 路上にて。人々はいつもどこかへ向かう途中です。夢が達成される目的地こそが楽園だと思っていたけれど、実はそこへ至るまでの険しい山道や、凍えるアイスバーン、灼熱の獣道こそがかけがえのないものだったり。時には目的地が蜃気楼のように消え失せ、道の上に呆然と立ち尽くしたり。路上にはいつもドラマがあり、人々の汗と涙とおかしみが、足跡として残されているのです。

 わたしの一番古い路上での思い出は、式根島に暮らしていた幼い頃のこと。
 島の教員住宅に暮らす新井一家は、何かと隣のおばさんのお世話になっていました(まだたべvol.018参照)

※【まだたべ】は、【思いつき書店】として世界文化社公式noteに移転しました。
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文・イラスト・写真:新井由木子(あらい ゆきこ)/東京都生まれ。イラストレーター・挿絵描き。埼玉県草加市にある書店「ペレカスブック」店主。挿絵や絵本の制作のかたわら書店を営む。著書に『誰かの見たもの 口伝怪奇譚』『おめでとうおばけ』(大日本図書)、『まんじゅうじいさん』(絵本塾出版)ほか。「この世はまだ たべたことのないものだらけ。東京に近い埼玉県の、とあるカフェの中にあるペレカスブックで、挿絵や絵本を作りながら本屋を営んでいます。料理は上手ではないけれど、生まれ故郷の式根島と、草加せんべいの町あたりを行き来しながら、食べること周りのことを書いてゆきます」
http://www.pelekasbook.com
Twitter:@pelekasbook

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