新井由木子【まだたべ】vol.040 飛び出す本心の巻

極限までお腹がすいたら、あなたならどうする? “まだ食べたことのないもの”が気になって仕方がないイラストレーター・新井由木子さんが、食べるモノや関わるヒトと奮闘する日々を綴ります。

 とんでもない本心というのが、はっきりした言葉となって、口から飛び出すことがあるものです。
 そして、たとえ理屈や人の道にかなっていなかったとしても、本心なだけに力強い響きがあり、相手を納得させてしまう力を持っているものです。

 それは、わたしがまだうら若き娘の頃のこと。島で教員をしていた両親が揃って本州に転勤になり、両親とわたしと妹、それから犬のタロウとで、草加に暮らしていた時期のことです。

 その頃の我が家の楽しみは週末のドライブでした。小さな島出身の一家にとって、どこまでも地続きの本州を走るのは、特別な楽しみだったのです。

 その日のドライブのメンバーは、母とわたしと妹、それからタロウでした。

※【まだたべ】は、【思いつき書店】として世界文化社公式noteに移転しました。
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文・イラスト・写真:新井由木子(あらい ゆきこ)/東京都生まれ。イラストレーター・挿絵描き。埼玉県草加市にある書店「ペレカスブック」店主。挿絵や絵本の制作のかたわら書店を営む。著書に『誰かの見たもの 口伝怪奇譚』『おめでとうおばけ』(大日本図書)、『まんじゅうじいさん』(絵本塾出版)ほか。「この世はまだ たべたことのないものだらけ。東京に近い埼玉県の、とあるカフェの中にあるペレカスブックで、挿絵や絵本を作りながら本屋を営んでいます。料理は上手ではないけれど、生まれ故郷の式根島と、草加せんべいの町あたりを行き来しながら、食べること周りのことを書いてゆきます」
http://www.pelekasbook.com
Twitter:@pelekasbook

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