新井由木子【まだたべ】vol.024 タイムマシーンの巻

真冬の早朝、人知れず戦う人の胸のうち。“まだ食べたことのないもの”が気になって仕方がないイラストレーター・新井由木子さんが、食べるモノや関わるヒトと奮闘する日々を綴ります。

 わたしがおむすびとおみそしるを作りに行っているsoso cafeは、オープンしてから初めての冬を迎えています。

 朝焼けの中、自転車を走らせていた出勤も、冬の間は同じ時間でもあたりは真っ暗。朝ではなくて確実に夜の様相です。
 そんなほぼ人気のない真っ暗な街道の二つの地点で、毎朝必ず同じ人物と交差します。1人目は杖をついているのに、すごいスピードで移動するおじいさん。2人目はわたしと同じように、暗闇にライトを光らせながら自転車を飛ばすパーマヘアのおばさんです。


※【まだたべ】は、【思いつき書店】として世界文化社公式noteに移転しました。
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文・イラスト・写真:新井由木子(あらい ゆきこ)/東京都生まれ。イラストレーター・挿絵描き。埼玉県草加市にある書店「ペレカスブック」店主。挿絵や絵本の制作のかたわら書店を営む。著書に『誰かの見たもの 口伝怪奇譚』『おめでとうおばけ』(大日本図書)、『まんじゅうじいさん』(絵本塾出版)ほか。「この世はまだ たべたことのないものだらけ。東京に近い埼玉県の、とあるカフェの中にあるペレカスブックで、挿絵や絵本を作りながら本屋を営んでいます。料理は上手ではないけれど、生まれ故郷の式根島と、草加せんべいの町あたりを行き来しながら、食べること周りのことを書いてゆきます」
http://www.pelekasbook.com
Twitter:@pelekasbook

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