東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.69- 初夏に出合う珍味『ウミタナゴガラス』

お腹の中から現れる可愛いやつらとは? 初心者でも楽しく釣って、おいしく食べる方法を、アウトドアライター・東雲輝之さんに教わる連載です。
海水温が日増しに暖かくなると、多くの魚が産卵のために岸に集まってきます。なかでもこの時期によく釣れるのが「ウミタナゴ」というお魚です。しかもこの時期のウミタナゴには、運が良ければ素晴らしい“珍味”も込みで出合うことができます。
『ウミタナゴ』ってどんな魚?
ウミタナゴは、北海道中部以南の日本各地の沿岸に広く生息している海水魚です。
体長は約25cm。名前の由来は、川に棲む淡水魚の「タナゴ」とよく似ているからとされており、釣り人の中にもウミタナゴを「タナゴ」と呼ぶ人もいます。しかし、コイ目のタナゴと、スズキ目のウミタナゴは、生物学的にはまったく違う魚なので、同じ名前で呼んだとしてもこの2種がゴチャゴチャにならないように注意しましょう。
どこで釣れるの?
ウミタナゴは、磯や防波堤といった場所に、小規模な群れを作って生息しています。とても臆病な魚なので、ゴツゴツした岩場や、生い茂った海藻など、魚が身を潜めやすそうな場所を探してみましょう。
どうやって釣るの?
ウミタナゴは、小さなエビやプランクトン、ゴカイなどを食べる魚です。よって釣り方は、小さな針とウキを使った、“フカセ釣り”と呼ばれる仕掛けが最適です。
ウミタナゴは一度餌に食いついても、餌を吐いたり吸い込んだりして“遊ぶ”習性があります。よってウキは、水面で浮いたり沈んだりと「もぞもぞ」した変な動きをするので、上手くタイミングを合わせて魚の口に針が掛かるようにしましょう。
美味しく調理するコツは、塩で余分な水分を抜くこと
ウミタナゴは、初夏の海釣りではとてもメジャーな魚ですが、釣った後はリリースされることの多い魚です。実際にウミタナゴの身は少し水っぽく、旨味もあまりないため「美味しくない」という声がよく聞かれます。
しかし、ひと手間をかければウミタナゴは決してマズイ魚ではありません。身は水っぽいため、まず一度、たくさんの塩をしっかりと揉みこんで、キッチンペーパーに包み、一晩ほど冷蔵庫で寝かせて水気を切ります。余分な水分を抜けば身が引き締まって旨味が増すので、あとはそのまま焼いても良し、煮魚にしても良しの美味しいお魚です。
知られざる珍味は……稚魚!?
実を言うとウミタナゴの本当の魅力は身ではなく、“稚魚”にあります。
一般的に「魚」というと、卵を産む「卵生」の生物だと思われていますが、魚の中にはお腹の中で卵を孵(かえ)して稚魚を産む「胎生」に近いものもいます。
実はこのウミタナゴも「卵胎生」の魚で、春から初夏にかけての産卵シーズンには、お腹の中にたくさんの稚魚が入っていることがあります。
お腹の中からワラワラと出てくる稚魚を見て「気持ち悪い!」といって捨ててしまう人もいますが、それはすごくモッタイナイ! せっかく運良く稚魚と出合えたのですから、美味しく料理しなければバチがあたります。
稚魚の塩漬け、ウミタナゴガラス
ウミタナゴの稚魚は、まず真水でサッと洗い、薄く塩をして一晩ほど冷蔵庫で寝かせましょう。
普通、ウミタナゴはゴカイなどの餌を食べているので、内臓は臭くて食べられたものではありません。しかしお腹の中にいた稚魚は、まだ餌を食べていないため、強い旨味と豊かな磯の香りを持つ内臓ごと、そのまま食べることができるのです。
意外な食べ方だと驚かれるかもしれませんが、沖縄にはアイゴという魚の稚魚(スク)を使った塩漬け(スクガラス)という伝統料理があります。スクガラスはアイゴの骨が硬いため3カ月以上熟成させなければ食べられませんが、ウミタナゴの骨は軟らかいので、新鮮なうちに食べてしまいましょう。
ウミタナゴは卵胎生なので、古くは「子宝に恵まれる縁起物」として、若い女性が食べていたと言われています。ただし地方によっては、妊婦が食べるのを忌む場合もあるようです。また中には、「お腹の稚魚を食べるのはちょっと……」という方も多いかと思います。そういう方は、お腹が膨らんだウミタナゴを釣ったときは、優しく海に帰してあげましょう。
【新鮮すぎる魚が食べたい。】は、毎週金曜日に掲載します。
ブログ「チカト商会」https://chikatoshoukai.com/
Twitter:@rakurou21
この連載のバックナンバー
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.100(最終回)- 初めて釣ったアジの味
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.99- プラスの旨味を引き立てる『タチウオ+ホタテのムニエル』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.98- お困りのエサ盗りを齧り尽くす!『スズメダイのあぶってかも』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.97- 魚に食べていただきたい!『釣り餌のレシピ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.96- 釣れない時間は“のんびり”待とう『ブダイのみぞれ揚げ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.95- 青のり風味の魚をフレンチ風に『イスズミのキッシュロレーヌ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.94- “青い稲妻”を釣りたてで食べる『クロメジナの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.93- 危険がいっぱい! でも面白い! 沖磯で釣りをしよう!
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.92- まるで個性のバーゲンセール 『ホウボウのお吸い物』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.91- 下魚(げざかな)からの成り上がり『マトウダイのバターグリル』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.90- 雑魚(ざこ)って呼ばないで! 『ヒメのさつま揚げ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.89- 水っぽい魚は“柑橘(かんきつ)類”で『イラの海鮮サラダ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.88- 知は“旨い”なり『ヨコスジフエダイのお刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.87- 触るのは「待て、しばし!」恐ろしい“毒針”を持つ魚たち
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.86- 美味しい“魚の”おじさん『オジサンのマース煮』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.85- こいつはウッカリ!『ウッカリカサゴの煮付け』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.84- 付け合わせは夏野菜『フエフキダイのポワレ・ラタトゥイユ添え』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.83- 船上の悪魔『船酔い』を防ぐ5つの方法
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.82- その美味しさにあやかりタイ!『イトヨリダイのアクアパッツァ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.81-“おめで鯛”はわたしです『キダイの塩焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.80- マダイよりも高級魚『アマダイのウロコ煎餅』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.79- 初心者でも簡単に釣れる!?『マダイのお刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.78- 夏はキリッと冷酒と共に『ウマヅラハギの肝和え』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.77- 飯盒で、ご飯を美味しく炊く方法
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.76- 柔らかい身を“冷やして”焼く『ベラのハブテ焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.75-『めごちの刺身』それ “ノドクサリ”じゃないよね?
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.74- ジメっとした季節は夏野菜と一緒に『シロギスの天ぷら』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.73- 釣れすぎちゃったときのために『どんなお魚でも応用できる魚餃子』の作り方
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.72- 顔は恐ろしく超狂暴! でも、味は絶品『トムヤムライギョ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.71- “ウロコ”まで美味しく食べられる『ギンブナの甘露煮』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.70- 季節の変わり目の食欲がないときは『マテガイのぬた』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.69- 初夏に出合う珍味『ウミタナゴガラス』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.68- その美味しさ“女王級”『アオリイカの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.67- 潮干狩りで採りすぎちゃったときは 『貝のオイル漬け』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.66- 見捨てる者はバカを見る『バカガイのぬた』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.65- 最高のお刺身にするための、包丁さばき“超”入門
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.64- 砂抜きは時短で『アサリのパスタ(ボンゴレ・ビアンコ)』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.63- セピア色に恋して『コウイカのイカ墨パスタ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.62- ごはんですよ『イワノリの佃煮』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.61- 美味さスーパーパンチ!『シャコの塩茹で』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.60- 見た目は“青い”が味は一級『アナハゼの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.59- 冬の鯛『コブダイのポワレ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.58- 見た目はアレだけど超高級珍味『ユムシの酢の物』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.57- 北国の味『チカの塩焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.56- 5億年変わらない味『ヒザラガイのぬた』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.55- 茹で方にコツがある『バテイラの塩茹で』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.54- 釣り人を救う珍味『カメノテの味噌汁』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.53- 冬枯れ前の良いタコ釣り『イイダコのサンナッチ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.52- 冬の闇夜に『クロソイの焼霜造り』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.51- 初春の『イセエビのお味噌汁』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.50- 良か嫁ぶり『ブリの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.49- 油で温める保存食『シロサバフグのコンフィ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.48- 自分で釣ってプロがさばく『ショウサイフグのクリスピー』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.47- あわよくば高級魚を『ヒラメのから揚げ中華風あんかけ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.46- 鉄鍋を使いこなそう!
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.45- お酒を買いに走る!『サッパのママカリ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.44- スポーツがてら食欲の秋『モクズガニのトマトクリームパスタ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.43- 身近な魚は極上の味『ハゼの南蛮漬け』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.42- 知らないと損する美味しい魚『ヒイラギの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.41- 海のフォアグラはいかが?『カワハギのマース煮』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.40- 釣れすぎちゃっても安心『サバのサンガ焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.39- “秋バテ”予防に『コノシロの蜂蜜酢漬け』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.38- 秋の夜長に投げ釣りでも『アナゴのアヒージョ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.37- お手軽ファミリーフィッシング『カタクチイワシのボケロネス』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.36- “ねこまたぎ”か、“さらねぶり“か。『アイゴの三夜干し』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.35- キャンプライフが楽しくなる”焚き火料理”の基本
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.34- 臭い魚を美味しくたべよう『タカノハダイのウロコ焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.33- その美味しさ “べっぴん”『ウツボのから揚げ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.32- アンダー・ウォーターへようこそ!『イシダイのマース煮』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.31- 潜って捕まえろ!『ハリセンボン汁』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.30- “おちこぼれ”と呼ばないで『アユの背越し』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.29- 絶対に失敗したくない人のための『ニジマスの焚火焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.28- 釣ったその場で刺身で食べる『ウルメイワシの手開き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.27- 夜風にゆれる『スズキのカルパッチョ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.26- 来る夏にザリガニで乾杯!『茹でザリガニ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.25- お魚さばき“超”入門
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.24- 幻の魚は暁とともに『キジハタの出汁茶漬け』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.23- ガツンッ!と決めよう『ヒラマサの刺身』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.22- ゴチになります!『メジナの焼霜造り』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.21- 見た目は恐いが根は美味い『エソのすり身揚げ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.20- 禁じ手の技を使ってプロのアジに『究極アジフライ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.19- 貝掘り界の救世主?『ホンビノス・ビアンコ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.18- ナマズはナマズ味『ナマズのムニエル』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.17- 釣り半夜、捌き三年、焼き一生『ウナギの蒲焼』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.16- 食べてはいけない魚たち
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.15- 忘れちゃいけないエビ油『テナガエビチャーハン』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.14- 居眠りするほどよく釣れる『カレイの煮つけ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.13- 解禁直後なら初心者でも釣れる『ヤマメの塩焼き』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.12- 食べてその姿に恋をする『なまこ酢』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.11- エサ代0円で鯛を釣る『クロダイの昆布〆』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.10- 新感覚の潮干狩り『焼きマテガイ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.9- お気軽フィッシングで上質スープを『小メバルのフュメ・ド・ポアソン』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.8- 釣った魚を“最高の刺身”にするための持ち帰り方
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.7- 極寒の時期でも穴釣りで 『カサゴのネギ酒蒸し』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.6- 少し危険なオトナの味 『ゴンズイの煮つけ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.5- 海の野菜、海藻を獲って食べよう! 『ヒロメのしゃぶしゃぶ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.4- 真冬は湖でファミリーフィッシング 『ワカサギの丸揚げ』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.3- 捨てる釣り人と笑う魚『ボラの三合飯』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.2- 朝霜美人『サヨリとアスパラのバターソテー』
- 東雲輝之【新鮮すぎる魚が食べたい。】-vol.1- 二度美味しい『ジンドウイカの刺身と甘辛大根煮』