基本中の基本! スパイスの使い方と保存方法、3つのポイントを簡単におさらい

料理人の個性がクセになる“間借りカレー”が話題になったり、自宅でもオリジナルカレーを作る人が増えたりと、スパイスの虜になる人が続出中。でも、どうやって使えばいいの? 残ったスパイスはどうやってしまっておけばいいの? スパイス初心者にはそんな素朴な疑問も続出。そこで、スパイスの達人たちがまとめた本『いちばんくわしい スパイス便利帳』から、スパイスの使い方と保存方法の3つの基本的なポイントをさくっとご紹介します。
スパイスは香りが命。より有効に使う方法をご紹介します。
軽く手でもむ、つぶす
タイムやオレガノ、ローズマリーなど葉や茎のスパイスを投入するときは、手で軽くもむと手の熱と摩擦で、香りが立ちやすくなります。マスタードシード、カルダモン、コリアンダーシードなどの種は、(用途にもよりますが)つぶすと香りが立ちやすく、キャラウェイシードをそのまま食べるとき、手でもむとふわっと柔らかい香りが立ちます。
油は温めてから
油にスパイスの香りを移すときは、あらかじめ油を温めておきます。冷たいままスパイスを投入すると油を吸って、香りが移りません。また熱しすぎると焦げて苦味が出るのでご注意を。スパイスを投入したときに、シュワーとすぐに泡が立つくらいに温めておきましょう。フェヌグリークは苦味が出やすいので、比較的低温のうちに投入します。
冷暗所に保存
スパイスは乾燥しているため、保存性が高く日持ちします。しかし、退色するものも多いため、直射日光はもちろんのこと、キッチンでも出しっぱなしにせず、使うたびに冷暗所にしまいましょう。特にターメリックやパセリ類は退色しやすいので注意してください。スパイスによっては冷蔵保存をおすすめしているものもあります。
http://www.asaokaspice.co.jp
撮影:西山 航
いちばんくわしい スパイス便利帳

スーパーや百貨店の店頭には、知らないスパイスがいっぱい並んでいます! インドカレーの人気でスパイス好きも急増中。そこで日本で手に入りやすい83種のスパイスを取り上げ、基礎知識や選び方、使い方を詳しく解説。スパイスのプロ「朝岡スパイス」社員に…