スギアカツキ【たまごのはなし】第23回 3歳の息子のリクエストから生まれたオリジナル「菜の花ごはん」

黄色い花とたまご。まるで違うものですが、息子さんの一声から新しい料理が生まれました。まさに食育。子どもと一緒に料理を作るときのヒントにもなりますね。この連載では、「たまごが一番大好きな食材」という食文化研究家のスギアカツキさんが、その経験と好奇心を生かしたさまざまなアプローチで「たまご」を掘り下げます。

ある日のこと。突然、息子から「ママ、“菜の花ごはん”が食べたいよ。作って」と言われました。どうやら保育園の給食で出てきたメニューのようで、「どんなものだった?」と詳しく聞こうとしたところ、「おしえなーい! ママが考えて作ってみてよ! たくさん見てるでしょ!」と、3歳児から厳しい指導が入ってしまいました。

そういえば、毎日の送迎ルートに「菜の花畑」があることを思い出しました。私たち親子は、菜の花を一緒に見ながら、「大きくなったね」とか「なんで花びらがちっちゃいの?」という他愛ない会話をすることで、感性の交歓をし合うような、そんな間柄。二人の中だけで大切に育んでいる「菜の花」という時間・空間こそが、息子のリクエストだったのです。つまり、「ママ、いつも二人で見ているあの“菜の花”を、ごはんで表現してよ」ということなのだと解釈した私は、さっそく「私達らしい菜の花ごはん」を作ることにしました。



※【たまごのはなし】は、世界文化社公式noteに移転しました。
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文・写真:スギアカツキ/食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)、女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。
「みなさん、一番大好きな食べ物ってなんですか? 考えるだけで楽しくなりますが、私は『たまご』という食材に行きつきます。世界中どこでも食べることができ、その国・エリア独特の料理法で調理され、広く愛されている。そしてなにより、たまごのことを考えるだけで、ワクワクうれしい気分になってしまうんです。そこで、連載名を『たまごのはなし』と題し、たまごにまつわる“おいしい・たのしい・うれしい”エピソードを綴っていきたいなと思います」
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Twitter:@sugiakatsuki12

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