だしをとらない味噌汁ブーム到来! 人気の料理人に教わる簡単で美味しい味噌汁3種

「味噌汁を作るときは、まずだし汁をとらないといけないから面倒……。」という一人暮らしのヨネスケさんのリクエストに応えて、簡単で美味しい味噌汁の作り方を教えてくださるのは、東京・南麻布「分とく山」総料理長の野崎洋光さんです。わざわざだしをとらずに作れる、おすすめの味噌汁3種をご紹介いただきます。「具に旨みがあれば、水でいいんですよ」。

味噌汁は、だし汁がなくてもおいしい。

シニアにおすすめしたい、いちばんの料理が、具だくさんの味噌汁。これとご飯だけで満足感がありますし、軽い一食なら充分です。具から旨みが出るから、だし汁も必要ありません。水でいいんです。

ここでご紹介するのは三種。まず、濃厚な旨みが出るあさりの味噌汁。次に豆腐、納豆、油揚げ、そして味噌。“畑の肉”といわれるほどたんぱく質を豊富に含む大豆加工品づくしの味噌汁。日本のトップアスリートが試合前に食べるという、最強の料理です。3つめは煮干しを一緒に煮て、だしをとりながら具としても食べる味噌汁。煮干しはカルシウムとその吸収を助けるビタミンDを併せ持つので、シニアが摂りたい食材です。どれも鍋で煮るだけ、簡単にできますし、汁ものは吸収がよいので、ぜひ楽しんでください。

あさりの味噌汁


【材料(2人分)】
あさり(殻つき)…200g
水…400ml
昆布…5cm角1枚
味噌…30g
わけぎ(小口切り)…適量
塩…適量


【作り方】

1. あさりを塩水で砂抜きし、水の中で殻ごとこすり洗いし、汚れを取る。水を替えて2分浸け、適度に塩抜きし、水気をきる。


2. 鍋に1、分量の水、昆布を入れて火にかけ、沸いてあさりの口が開いたらアクをすくう。味噌を溶き入れ、椀に盛り、わけぎをのせる。


世界最強の味噌汁


【材料(2人分)】
木綿豆腐…1/2丁
油揚げ(1cm幅の短冊切り)…1/2枚分
車麩…1枚
納豆…1パック
水…400ml
煮干し…3本
味噌…30g
わけぎ(3cm長さ)…2本分


【作り方】

1. 油揚げはざるに入れて熱湯をかけ、油抜きする。鍋に分量の水と煮干しを入れ、味噌を溶き入れる。豆腐を手でちぎって加え、油揚げも加える。


2. 車麩を手で割りながら加え、納豆とわけぎも入れて火にかける。ひと煮立ちしたら椀に盛る。


大根と油揚げの味噌汁


【材料(2人分)】
大根(1cm幅の拍子木切り)…100g
油揚げ(1cm幅の短冊切り)…1/2枚分
長ねぎ(1cm幅の小口切り)…1本分
水…400ml
煮干し(頭とワタを取る)…3本分
味噌…30g


【作り方】

1. 油揚げは熱湯をかけて油抜きする。鍋に水と大根を入れ、煮干しを加える。


2. 火にかけて沸騰したら弱火にし、大根が柔らかくなるまで煮る。油揚げと長ねぎを入れ、味噌を溶き入れる。


野崎洋光(のざき ひろみつ)/東京・南麻布「分とく山」総料理長。1953年、福島県生まれ。従来の考え方にとらわれない自分の料理哲学を、やわらかな語り口で分かりやすく説く料理人として人気。つねに家庭料理の大切さ、家庭でしか作れないおいしさを唱えている。『和のおかず決定版』『和食のきほん、完全レシピ』(いずれも世界文化社刊)など、著書も多数。

撮影:南雲保夫

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