同じおかずでも、つめ方のコツが変わる! プロに教わるお弁当箱の選び方・つめ方の基本

この4月から“お弁当一年生”というかたは、お弁当作りに苦戦していませんか? ある程度慣れてくれば、自分なりに工夫する楽しみもありますが、まずは基本的なところをプロに教えていただくのが、楽しいお弁当ライフへの近道です。そこで東京・南麻布の日本料理店「分とく山」総料理長の野崎洋光さんの著書『分とく山・野﨑洋光の 常備菜でつくる和のお弁当』から、お弁当の選び方とつめ方の基本についてご紹介しましょう。

毎日使うお弁当箱は自分のライフスタイルに合わせて、大きさ、形、機能などを選びましょう。通勤や通学用には軽くて丈夫なことも大切な条件。仕切りがあるものや、二段のお弁当箱は、ごはんの量を調節しやすいので便利です。 

おかずをつめる基本の順番は、形の決まったものや、大きな主菜から入れていき、すき間をうめるように副菜などをつめると、持ち運びしてもくずれません。またおかずに余分な汁気が多いと他に味が移ったり、傷みやすくなることもあります。しっかりしぼってシリコンカップなどを利用するとよいでしょう。

ここではミートボールと唐揚げをメインにした、同じおかずの取り合わせを、形の違うお弁当箱につめてみました。つめ方のポイントを比べてみましょう。

木製のお弁当箱


◎素朴な風合いで人気が高まっている木製のお弁当箱。余分な水分を吸収してくれるというメリットもあります。
◎仕切りでごはんの量を決めたらメインのおかずを一口ずつつめます。ごはんの脇にも常備菜を添えれば、バラエティー豊かな女子向きのお弁当になります。

プラスチックのお弁当箱


◎プラスチックの二段の弁当箱も、スリムで持ち運びに便利。熱や酸にも強く、ごはんとおかずを分けてつめられるので汁移りの心配もありません。
◎上段にメインのおかずをたっぷりつめ、すき間に副菜を。下段のごはんは、副菜を組み合わせて量の調節をしてもよいでしょう。

アルミのお弁当箱


◎昔ながらのアルミのお弁当箱は、軽くて洗いやすいのが魅力。四角くてカーブがないので、きっちりとつめることができます。
◎メインのおかずはレタスなどを仕切りにきっちりと並べてつめます。ごはんはおむすびにすると食べやすく、ボリュームたっぷりの男子弁当の出来上がりです。

野崎洋光(のざき ひろみつ)/1953年福島県古殿町生まれ。東京グランドホテル、八芳園を経て、80年ふぐ料理店「とく山」の料理長に就任。89年「分とく山」を開店。食材を生かした心温まる料理には定評がある。現在総料理長として4店舗を統括。調理科学、栄養学に基づくわかりやすい和食を提唱している。著書に『「分とく山」の永久保存レシピ 野洋光 和のおかず決定版』、共著に『決定版 ずっと使える「一汁二菜」献立帳』(ともに世界文化社)など多数。

撮影:小林庸浩

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