スギアカツキ【たまごのはなし】第29回 シンプルにおいしい「カリフラワーライスオムレツ」の作り方

ダイエットが気になる、薄着の季節。今回は、低糖質を目指すかたの救世主として最近人気のカリフラワーライスに注目です。この連載では、「たまごが一番大好きな食材」という食文化研究家のスギアカツキさんが、その経験と好奇心を生かしたさまざまなアプローチで「たまご」を掘り下げます。

「カリフラワーライス」というアイテムが流行っているそうですね。これは、米を使用した食品ではなく、白米の代わりに、細かく刻んだ“カリフラワー”を白米に見立てて、チャーハンやリゾットとして楽しむというダイエット向けの商品。





カット野菜コーナーで売られている生タイプもあれば、使い勝手のよい冷凍タイプもありますが、いずれにせよこの「カリフラワーを炭水化物の代用にする」という発想は、アメリカで生まれたらしく、スーパーでは、冷凍されたカリフラワーライスの他、ピザ生地やアイスにまで活用されています。

話をカリフラワーライスに戻しましょう。日本でも大手スーパーなどに行くと、カット野菜コーナーなどで陳列されていると思います。もちろん私も、上陸早々に試してみました。しかし、やっぱり物足りなかった……。結論から言えば、「カリフラワーライスは、白米の代わりにはならない! お米好きの欲求をがっちり満たしてくれる代替品にはなりえない!」と感じてしまいました。

もちろん否定だけしていては、面白くありませんよね。この細かくカットされたカリフラワーを、“白米の代わり”ではなく、もっとシンプルに、もっとおいしく食べることを考えてみようじゃないか!と思考を変えてみることにしました。そして様々な試行錯誤の末、本当においしいと思えるメニューの一つが、「オムレツ」でした。そうです今回は、このレシピをご紹介したいと思います。

フワフワ優しい「カリフラワーオムレツ」の作り方






【材料(1人分)】
卵 …… 2個
カリフラワーライス …… 1/2袋(150g程度)
ハム(もしくはベーコン) …… 2~3枚
とろけるチーズ …… 1枚程度
しょうゆ …… 小さじ1/2
カレー粉 …… 小さじ1/4
油(フッ素樹脂加工のフライパンの場合は不要) …… 少々

【作り方】
(1)カリフラワーライスを表示通りに電子レンジで温める。ハムととろけるチーズは細かく刻む。

(2)ボウルに卵を割りほぐし、カリフラワーライス、ハム、チーズ、しょうゆ、カレー粉を加えてよく混ぜる。

(3)熱したフライパンに油をひき、(2)の卵液を流し込み、オムレツを成型する。





たったこれだけ! オムレツを作る自信がない方は、スクランブルエッグでもよいでしょう。カリフラワーの食感と自然な甘さが絶妙な働きをしてくれることで、食べ応えのあるバランスとなり、ここに野菜や果物を添えれば、ボリュームたっぷりの豪華な卵プレートが完成します。そして、食べる際に合わせるのは、ご飯でもパンでもOKですが、実はこのオムレツを食べると、自然と炭水化物の量がセーブされることに気がつくでしょう。つまり、代替品としてのダイエットではなく、全体コントロールとして糖質オフにつながると、私は考えています。





我慢をせずに、おいしく食べてダイエット。この精神を大切にしながら、今日もカリフラワーライスの活用術をふわふわと考えています。



【たまごのはなし】は、ほぼ隔週火曜日に掲載します。

 

文・写真:スギアカツキ/食文化研究家。長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを幅広く学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)、女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。
「みなさん、一番大好きな食べ物ってなんですか? 考えるだけで楽しくなりますが、私は『たまご』という食材に行きつきます。世界中どこでも食べることができ、その国・エリア独特の料理法で調理され、広く愛されている。そしてなにより、たまごのことを考えるだけで、ワクワクうれしい気分になってしまうんです。そこで、連載名を『たまごのはなし』と題し、たまごにまつわる“おいしい・たのしい・うれしい”エピソードを綴っていきたいなと思います」
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Twitter:@sugiakatsuki12

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