芋煮の季節がやってきた! 人気料理家に教わる、家庭で楽しむ”いも煮汁”

山形の秋の風物詩といえば、芋煮会。そろそろ河原が芋煮会で賑わう季節がやってきました。そこで本日ご紹介するのは、人気の料理研究家・飛田和緒さんに教えていただく「いも煮汁」です。全国47都道府県に伝わる郷土料理のうち、汁ものだけを集めた著書『飛田和緒の郷土汁』からのご紹介です。
山形県の秋の風物詩ともいえる郷土汁。河原に仲間で集まって「芋煮会」を開くほど、地元の人に愛されています。地域によって牛肉や豚肉を入れたり、味噌仕立てにしたりとさまざまですが、ここでは里いもをメインに醬油味で仕上げました。
【材料(2~3人分)】
里いも …… 小3個(100g)
こんにゃく …… 30g
長ねぎ(青い部分含む) …… 1/4本
生しいたけ …… 1枚
まいたけ …… 30g
しめじ …… 30g
だし(好みのもので) …… 2と1/2カップ
【A】しょうゆ …… 小さじ2
【A】酒 …… 小さじ1
塩 …… 少量
【作り方】
1. 里いもは小さければ丸ごと、大きければ2等分に切り、表面を乾いたペーパータオルやふきんでこすってぬめりを取る。
2. こんにゃくは一口大に切り、熱湯でさっとゆでてざるに上げる。長ねぎは小口切りにする。まいたけ、しめじは小房に分け、生しいたけはかさは薄切り、軸は細切りにする。
3. 鍋にだし、1を合わせて火にかけ、やわらかくなったらA、2を加えてひと煮し、塩で味をととのえる。
撮影:広瀬貴子
飛田和緒の郷土汁

47都道府県で愛され続けてきた郷土汁102品を人気料理研究家 飛田和緒さんがご紹介。北海道の三平汁、岩手県のまめぶ、大阪の船場汁、鹿児島県のだご汁など、日本全国には、バラエティ豊かな汁ものがたくさん。手に入りやすい材料と作りやすさにこだわっ…