チーズ研究家に教わる、ちょい足しでもっと美味しい! チーズの食べ方、10のアイディア(後編)

前回の「おすすめ」コラムに続き、ちょい足しすることでチーズをより美味しく食べるアイディアをご紹介します。教えてくださるのは、『知ればもっとおいしい! 食通の常識 厳選チーズ手帖』執筆者でチーズ&料理研究家の宮内祥子さんです。折しも、大丸東京店では『世界の酒とチーズフェスティバル』が、今年も10月15日(火)まで開催中。
チーズはそのまま食べてももちろん美味しいですが、チーズによってはスパイスやハーブ、果物、ナッツ、野菜などを加えることで新しい美味しさが生まれます。
和食の食材や調味料も思いのほか相性が良いものがたくさんあります。
固定観念を持たず、トライしてみてください。
サント=モール・ド・トゥレーヌ
シェーブルチーズはサラダ類、ナッツと相性抜群。
オリーブオイルもぴったりです。
ヴァランセ
くるみとはちみつ、黒胡椒を添えると山羊の旨味がぐっと増します。
ミモレット、スプリンツ
薄くスライスして黒胡椒を添えて。
トム・ド・ゆふ
ブラックチェリージャムを添えて。
ロックフォールなどの青カビタイプ
塩分が強めの青カビにはドライフルーツやナッツ、はちみつ、胡椒などがぴったり!
宮内祥子(みやうち しょうこ)/料理・菓子・ワイン・チーズ研究家。フランスのリッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー、ラ・ヴァレンヌで、料理、菓子、チーズ、ワイン、テーブルコーディネートを学ぶ。さらに、イタリア、ポルトガル、ドイツ、スペイン各地で家庭料理、地方料理を研究。フランスチーズ鑑評騎士の会シュヴァリエ、ロベスピエール協会会員、カスレー協会会員、フロック・ド・ガスコーニュ協会会員、調理師専門学校講師、株式会社ユーロスパ ジャポン代表取締役。
撮影:西山 航
知ればもっとおいしい!食通の常識 厳選チーズ手帖

味わいと香りで識る、チーズの愉しみ。白カビタイプからハードタイプまで計151種類、世界のチーズ&国産チーズをタイプ別に味わい重視で解説しています。食感と風味、あう飲み物やトッピングなどチーズの特徴がひとことでわかります! 知ればもっとおいし…