自然栽培で体にやさしい! 取材のプロがおすすめする生姜紅茶2選

生姜紅茶は、今やスタンダードな紅茶の飲み方のひとつ。自分の好みで生姜や紅茶の配分を考えるのも楽しいけれど、もっとお手軽に飲みたいというかたには、自然栽培の紅茶や生姜を使った美味しいブレンド紅茶もおすすめです。そこで、紅茶の常識がわかる本『厳選紅茶手帖』から、美味しくて体にいい生姜紅茶を2つご紹介します。

レモン、ミルク? それとも生姜!?

「生姜紅茶」は医学博士・石原結實先生が提唱した体を温める紅茶の飲み方。日本中で大ブームを巻き起こし、今やスタンダード。作り方は、温かい紅茶に、おろし生姜を親指大(10g)と黒糖を入れて飲む。朝食代わりに、そして一日3杯飲むと、体温が上がって代謝がよくなり、便秘解消、体重減など様々な効果が期待できるという。実際、漢方薬の約7割に生姜が配合され、昔から生姜効果は実証済み。また、紅茶にも体を温める効果があり、紅茶に含まれるポリフェノール「テアフラビン」はインフルエンザウイルスの感染を弱めるという発表もある。抗菌効果がある生姜とダブルで頼もしい組み合わせが生姜紅茶なのだ。より効能が高い乾燥した生姜ブレンドされた紅茶なら最強だ。さらに、紅茶も生姜も自然栽培ならなお嬉しい!というわけで、両方を生産する2茶園を紹介。

宮崎茶房の無農薬栽培生姜

宮崎茶房

釜炒り仕上げの有機紅茶と生姜をブレンド「オーサワの生姜紅茶」
神話の里、高千穂の近く、標高1000mを超える山々が広がる五ヶ瀬で、茶作りを行う宮崎茶房・宮崎亮さん。紅茶は「在来種」と「やまなみ」で、緑茶で培った釜炒り茶の技術を活かし、すっきり甘味のある紅茶を仕上げている。生姜も農薬不使用の自家栽培。生姜は連作が利かないため、毎年畑を変えて栽培している。スライスなど生姜加工は家族総動員の手作業。真心が伝わるほっこり味だ。
問い合わせ先 オーサワジャパン(株)


昭和58年から無農薬、無化学肥料の栽培に切り替え、平成13年に有機JASの認定を取得。茶畑の広さは12ha、そのうち有機JAS認定の茶畑は10ha。平成14年には「天皇杯」を受賞。平成15年には全国品評会・釜炒り茶部門で「農林水産大臣賞」を受賞。

健一自然農園

自然栽培のやぶきた紅茶使用「しょうが和紅茶」
健一自然農園の伊川健一さんが考える生姜紅茶は、やわらかな味の調和。やぶきたで作った紅茶に高知県産の生姜をブレンド。風味やわらかで、刺激が強くなく、体がじんわりぽかぽかとおひさまのように温まる。紅茶、生姜ともに、農薬・化学肥料等は不使用。
問い合わせ先 健一自然農園

健一自然農園は奈良公園から東へ車で30分の山の中、県北東部の標高400~600mの大和高原にある。緑茶用の品種やぶきたを自然栽培し、紅茶に仕上げる。渋味が少なくやさしい甘さが特徴だ。

山本洋子(やまもと ようこ)/酒食ジャーナリスト 地域食ブランドアドバイザー。鳥取県境港市・ゲゲゲの妖怪の町生まれ。素食やマクロビオティック・玄米雑穀・野菜・伝統発酵調味料・米の酒をテーマにした雑誌編集長を経て、地方に埋もれた「日本のお宝! 応援」をライフワークにする。「日本の米の価値を最大化するのは上質な純米酒」+穀物、野菜・魚・発酵食、身土不二、一物全体を心がける食と飲生活を提案。地域食ブランドアドバイザー、純米酒&酒肴セミナー講師、酒食ジャーナリストとして全国で活動中。境港FISH大使。著書『純米酒BOOK』。

撮影:久保田彩子

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