斬新なおいしさ! 作りおきで時短にもなる、ぬか漬けを活かした食べるソース3種

おいしいからついそのままポリポリと食べてしまうぬか漬けですが、「ぬか漬けを『複雑な旨味がついた下ごしらえ済みの食材』と捉えると、料理の幅がグンと広がります」と言うのは、“暮らし家”の塩山奈央さんです。そこで本日は、ぬか漬け活用術のひとつとして、和・洋・中に使える“食べるソース”の作り方を教えていただきます。
切ってオイルに漬けておけば、美味しいソースになり、保存性も増します。
オイルの種類で、和洋中に展開が。
ぬか漬けは数種類、好みの野菜を混ぜ合わせて。
和風ソース
○ ぬか漬け …… 100g
○ 醤油 …… 小さじ2
○ 米油 …… 大さじ2~3(クセのないものなら何でも可)
ぬか漬けは細かめのみじん切りにして、材料のすべてを混ぜ合わせる。
(写真はれんこん多め、きゅうり、人参、大根)。
洋風ソース
○ ぬか漬け …… 100g
○ パルメザンチーズ(粉) …… 大さじ3(15g)
○ オリーブオイル …… 大さじ2~3
ぬか漬けは小さめの角切りにして、材料のすべてを混ぜ合わせる。
(写真はカリフラワー、ズッキーニ、赤パプリカ、セロリ)。
中華風ソース
○ ぬか漬け …… 100g
○ 鎮江香醋(ちんこうこうず)(黒酢か米酢でも可) …… 大さじ2
○ 白胡麻 …… 小さじ1/2
○ 胡麻油 …… 大さじ2~3
ぬか漬けは薄切りにして、材料のすべてを混ぜ合わせる。
(写真はきゅうり、黄パプリカ、ブロッコリーの茎)。
※いずれも冷蔵庫で1~2週間保存可能。
塩山奈央(しおやま なお)/パタンナーを経て、料理や縫い物を通じて心地よい暮らしを伝える“暮らし家”に。発酵食をはじめとする料理から暮らしまわりまでの提案を行っている。ぬか床歴は8年。著書に『発酵食をはじめよう』(文藝春秋)、『日々、まめまめしく。』(風土社)ほか。
http://mameoiseau.blog62.fc2.com/
撮影:大見謝星斗
ぬか漬けの教科書

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