【コラム】スプレッドを使っておいしいサンドイッチを手軽に作るコツ

秋は家族で出かけたり、友達と集まったりする機会も多くなる季節。手軽に作って食べられるおいしいサンドイッチが、そんな場面を盛り上げます。そこで今日はスプレッドを使ったサンドイッチ作りのコツについて、『スプレッドが決め手のサンドイッチ』著者のイラストレーター・朝倉めぐみさんに教えていただきましょう。

作っておけば塗るだけ!

スプレッドを準備・保存
サンドイッチといっても種類はさまざまですが、食パンで作られたもっとも一般的な一口サイズのものを「ティーサンドイッチ(ティーサンド)」と言います。
 サンドイッチを食べたい当日にスプレッドを作れば新鮮なおいしさですが、保存瓶などに詰めて冷蔵庫で数日間持つものがほとんど。作りおきしておけば、食べたいときにいつでも手作りスプレッドを塗ったおいしいサンドイッチが食べられます。スプレッドの作り方はいたって簡単。

水分はサンドイッチの大敵です

パンと材料を用意
パン屋さんに「サンドイッチ用に」と言うと12枚に切ってもらえます。本来、ティーサンドの具材は薄いものでしたが、現在では、ボリュームのある具材も人気です。具材によって、またはお好みで、パンの厚さも8~10枚切りなどいろいろ替えてみてください。
 スプレッドのほかに具入りのサンドイッチを作るときは、その材料を用意します。スプレッドは、バターなどの油分が具材の水分をコーティングする、という重要な役割を担っていますが、挟む具材そのものの水分を拭きとっておくことも大切です。特に野菜は、洗った後、ペーパータオルでよく拭いておきましょう。少しでも水分が残っていると、サンドイッチが水っぽくなり、おいしさが半減してしまいます。

サンドイッチ作りの醍醐味!

スプレッドを塗る
食パンにスプレッドを塗るときは、真ん中を厚く、端にいくほど薄く塗っていきます。バターナイフやスプーンなど、塗りやすいもので。れんこんのように穴のあいた素材や具材の間にすきまができてしまうときは、その部分にもスプレッドを詰め、すきまを埋めましょう。切ったときの切り口がきれいに見えます。また、ゆるい液状のスプレッドは1回でさらっと塗り、固めのスプレッドは置くように重ねて塗るとよいでしょう。

プレスが食べ心地を左右します

挟む+重しをする
ティーサンドのようなサンドイッチは、具材を挟んだあと、2枚のパンをくっつけてなじませます。具材を挟んでもう1枚のパンを重ねたら、そのまままな板の上で、濡らしてしぼったペーパータオルをパンの上下に置き、パンがぱさつかないようにします。その上に重しをのせて5~20分くらいおきましょう。
 重しは、そんなに重くなくてかまいません。ひとの手でぎゅっと押さえる程度、上下のパンのミミが触れるくらいにプレスするのが目安です。重しはまな板でなくても、板状のものやお盆でもOK。重さが足りなければ、ボウルや鍋に水を入れて重しにします。重しになるものがないようでしたら、ラップでぴっちり包んで15分程度おいておきます。

やさしく扱うことが大切です

切る
パンのミミを切り落とすだけならパン切りナイフでもよいのですが、ティーサンドを作る場合は、日頃使っている普通のステンレスの包丁が向いています。具材はなるべく冷たく、包丁は温かくしておくと、きれいに切ることができます。具材やスプレッドはあらかじめ作って冷蔵庫に入れておき、挟むときに取り出すなどして、スピーディーに作りましょう。また、トーストサンドの場合は、温かい具材は温かいうちに挟み、なるべく温かいうちに切ります。
 どちらの場合も、包丁は鍋に湯をはり、蒸気で温めると切りやすくなります。温めたあとは、水分を拭き取ってから使います。また、湯で濡らしたタオルやキッチンペーパーでこまめに包丁を拭きながら切ると、切り口がきれいに仕上がります。片方の手でパンを押さえながら切っていきますが、あまりきつく押さえるとパンにへこみがついてしまうので、やさしくそっと手を添える程度に。包丁は、なるべく寝かせて角度を浅く、根元から引くように切るとよいでしょう。


スプレッドを作りおきしておけば、簡単に色々な種類のサンドイッチが楽しめそうですね。ご紹介した朝倉さんの本には、52種類のスプレッドレシピが詰まっているので、ぜひ参考にしてみてください。スプレッドのレシピとともに朝倉さんの素敵なイラストもふんだんに散りばめられていて、ページをめくるだけでわくわくしちゃいますよ。

 

朝倉めぐみ(あさくら めぐみ)/多摩美術大学卒業後、出版社勤務を経て渡英。帰国後、出版、広告関係中心のイラストレーターとして活動を始める。ロンドンの美術大学在籍中は食べ歩きが趣味で、ヨーロッパ各国料理、中近東料理にも興味を持つ。現在は友人を誘っての家飲みが多く、つまみはもっぱら自作の無国籍料理。その中でも、幼いころからのパン好きが高じて作り始めた和洋様々な一口サンドイッチは好評で、今では朝倉家の飲み会では欠かせないものに。今回のサンドイッチには、そんな楽しく飲むためのおいしい工夫がたくさん詰まっている。