【コラム】ダイエット中でも罪悪感なく食べるための肉の料理法、5つの知恵

年末年始の食べすぎが祟って重たくなった体を、そろそろどうにか軽くしたいと思う今日この頃。まずは食事面から、と考えている方には、人気の料理研究家・柳澤英子さんの本『やせたい人の肉レシピ』がおすすめです。ダイエットを意識しているのに、罪悪感なく肉を食べられる秘訣とは? そのポイントとなる料理法をご紹介します。

ダイエットしようとすると、以前は、たんぱく質は白身魚や豆腐、せいぜい鶏ささ身だけがOKと言われていました。肉は“敵”。食べると罪悪感にかられたものです。
 ところが私の実践する「糖質コンシャス(糖質を気にする食事法)ダイエット」では、肉類は糖質が少ないので食べてよい食材。肉の種類も、脂の多い部位も関係ありません。 
 肉を食べずにいると、筋肉が落ちてやつれてきます。実際に私は、過去にダイエットで肉を我慢したことがありますが、肌のつやが無くなり、髪の毛もパサパサに。その後“糖質コンシャス”に至って一年間に体重が73kgから47kgへと、26kg減を果たし、6年目の現在もキープしていますが、お肉はしっかり食べているのでやつれ知らずです。

「肉だけ食べるのがよい」というのではありませんよ。「肉はダメ」と考えるのをやめましょう、ということ。「あれはダメ」「これでなくちゃダメ」はストレスの素。長続きせずリバウンドしてしまいます。
 「何を食べてもいい、でも糖質だけは気にしましょ」。これでOK。
 「ビタミン、ミネラル、食物繊維が豊富で、高たんぱく、低糖質」の条件を満たせば、体は健康的なところへ導かれていきますよ。

*「糖質コンシャス」は“糖質を気にする食事法”。糖質が多い素材は控えめに使うとか、糖質のご飯は最後に食べる、といった食生活です。

1.肉を食べている、と実感できる方法で!

大きくカットした肉や骨付きの肉は、見た目だけで「お肉だ! 」とうれしくなりますよね。
 そこで、こま切れ肉や切り落とし肉もボリューム感を大切にした調理を。重ねてかたまり状にしたり、大きな団子に丸めると、「こんなに食べていいんだ!」とシアワセな気持ちになれます。
 気分が上がるような料理法で、元気の“気”も一緒に食べましょ !


2.最初に口に入る素材が肉だと満足感に!

「肉料理に野菜を添える盛り方」では、肉だけ食べて野菜を残してしまう人もいます。でも、肉で野菜を巻いたり覆ってあれば、野菜も同時に口にでき、健康的な食生活になります。しかも最初に口に入るのが肉だから、満足感は充分。


3.知らずにとりがちな糖質はダウン!

和風の煮ものやたれに使う砂糖、揚げものの衣に使う小麦粉などは、1回に使う量はわずかでも知らないうちに積み重なります。
 私なら、それをご飯ひと口分にあてたい。人によっては、週1のスイーツに回したいかもしれません。
 甘辛い煮ものは味を変えてエスニック風に、つなぎのパン粉はおからパウダーに、衣の小麦粉は高野豆腐パウダーに、と解決法はいろいろ。

4.肉丼や肉パスタのご飯や麺は、豆やきのこでカサ増しを!

「糖質+肉」の肉丼やカレー、ミートソースパスタなどには、糖質の少ないカサ増し食材を活用します。ご飯に蒸し豆やわかめを混ぜたり、麺に細く裂いたきのこを加えるなど。
 1回に食べる糖質量をぐっと減らす方法は、とても効果的です。無理なくおいしく、食感も違和感ありません。


5.電子レンジは肉レシピの味方!

電子レンジは素材が持つ水分で加熱されるので、調味料が少なくてもしっとりと仕上がります。
 また、肉団子やミートローフのような料理は崩れにくく、形よくできあがるメリットも。加熱時間に注意し、こまめに様子を見ながら行えば失敗はありません。



こちらでご紹介した本『柳澤英子 やせたい人の肉レシピ』では、上記5つの料理法を踏まえたおいしい肉レシピを多数紹介しています。おいしく食べて気持ちよくダイエットしたい方は、ぜひチェックしてみてください。

 

柳澤 英子(やなぎさわ えいこ)/料理研究家・編集者。2011年、52歳のときに食を楽しむ独自の食事法を始め、1年後には26キロ減の47キロに。その後、リバウンドもなく、炭水化物の制限をゆるめても太りにくい体質と健康をキープ。忙しい人でも苦にならずに作れる簡単レシピが好評。自身の経験をもとにした料理書を多数刊行、多くの読者に支持されている。

撮影:鈴木正美