【コラム】人気のイタリア料理店に教わる、食欲も気分も上がる食前酒4種

今夜はお家で本格イタリアン。そんなときには食前酒も用意してみましょう。東京・白山の人気店「ヴォーロ・コズィ」オーナーシェフの西口大輔さんは、著書『本当においしく作れるイタリアン』で「食事のプロローグには食前酒を」と提案しています。ソムリエの遠藤賢太郎さんに教えていただく4種類の食前酒もぜひお試しあれ。

これから始まる素敵な食事の前に、食欲も気分もアップさせる食前酒。イタリアでは「アペリティーヴォ」といいます。
 おすすめは、サクサクッと歯切れよいフィンガーフードに、泡の刺激が心地よいスパークリングワイン。泡立ちがやさしくてやわらかい味わいのプロセッコか、泡が強くてしっかりコクのある味わいのスプマンテが定番です。
 さらに「ヴォーロ・コズィ」のソムリエ遠藤賢太郎さんが、ひと工夫した食前酒を4つご提案。
「胃を活性化してくれる爽やかなスパークリングの泡に、さっぱり系のフルーツを組み合わせるとぴったりです。軽い酸味と甘みが加わって飲みやすく、華やかな姿も、食事の期待を高めてくれます」。ただし食前なので、アルコール度数は低めに、が原則です。

カンパリ風味のフレッシュオレンジ


アルコールが軽やかで、泡立ちが強いのでお酒に弱いかたにもどうぞ。

【材料(1人分)】
オレンジ100%果汁…50ml
カンパリ※…20ml
ソーダ水…20ml
オレンジのスライス…1枚
氷…適量
※イタリアの、ハーブやスパイスなどを原料にした苦みのあるリキュール。赤い色が特徴。

【作り方】
グラスに氷を入れ、オレンジ100%果汁を注ぎ、カンパリとソーダ水を加えて軽く混ぜ、オレンジのスライスを飾る。

ベリーのスプマンテ


果実とリキュール、2つのベリーがほんのり甘く女性好みのグラスに。

【材料(1人分)】
スプマンテ…100ml
クレーム・ド・カシス※1…少量
いちご※2…2個
※1 カシス(黒すぐり)を原料にしたリキュール。
※2 ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリーなどお好みのベリー類でもよい。ミックスしてもおいしい。

【作り方】
いちごを縦4等分に切り、クレーム・ド・カシスであえて30分ほどマリネする。グラスに入れ、冷やしたスプマンテを注ぐ。

リモンチェッロのレモネード風


ガス入りミネラルウォーターはレモンとの相性よし。爽やかさ抜群。

【材料(1人分)】
リモンチェッロ※…30ml
シロップ…10ml
ガス入りミネラルウォーター…100ml
レモンの皮のスライス…1枚
ミントの葉…1枚
氷…適量
※南イタリアの、レモンの皮で作るリキュール。

【作り方】
グラスに氷を入れ、リモンチェッロとシロップを注ぎ、ガス入りミネラルウォーターを加えて軽く混ぜる。レモンの皮を搾って香りをつけ、ミントを飾る。

白桃のベリーニ


桃の甘み豊かな、ヴェネツィア発祥のイタリアを代表するカクテル。

【材料(1人分)】
白桃のジュース…30ml
プロセッコ…100ml

【作り方】
グラスに白桃のジュースを注ぎ、冷やしたプロセッコを静かに注ぎ、軽く混ぜる。

 

西口大輔(にしぐち だいすけ)/1969年生まれ。東京・白山「ヴォーロ・コズィ」オーナーシェフ。西麻布にあった「カピトリーノ」川敏明シェフのもとで、イタリア料理を学ぶ。23歳でイタリアに渡り、北イタリアのレストランで4年間修業。30歳で再び渡伊。北イタリアで5年間、研鑽を積む。2006年に帰国し、「ヴォーロ・コズィ」を開店。イタリア現地の料理を日本でふるまうべく、日々研究を重ねている。

撮影:高橋栄一