【コラム】お弁当1年生必見!初代レシピの女王が教える10分でお弁当を作るための段取り、15のコツ

新生活がスタートする春。お弁当作りを始める方のために、料理研究家で初代「レシピの女王」の成澤文子さんが、10分でお弁当を作るためのコツを教えてくださいました。下準備や調理方法のポイントを押さえれば、忙しい朝でも手早くおいしいお弁当を作れるようになります。

前日

作りおき料理や下ごしらえなど少し時間のかかる作業は、夕食のついでなど前日までにすませておきます。炊飯タイマーのセットも忘れずに。


1.作りおきを作る
サブのおかずを仕込んでおきます。特に、ピンクのピクルスのような漬ける料理は、前日までに作っておくとよく味が染みます。



2.下ごしらえをする
メインの肉や魚に下味をつけます。前日の夕食作りと一緒に切って下ごしらえをしておけば、朝あわてることもありません。


当日

同じ作業はまとめて行い、当日の作業時間を10分にぎゅっと短縮します!


3.ごはんをつめて冷ます

ごはんが温かいまま蓋をすると熱がこもって傷みやすくなるので、最初につめて完全に冷まします。急ぐときはバットにごはんを広げて湯気を飛ばすと早く冷めます。


4.野菜を切ってバットに並べる

お弁当に使う野菜はすべて一度に洗い、まとめて切ってバットに並べます。おかず1品ずつ「洗って→切って→加熱する」をくり返すより効率がよく、まな板も広く使えます。


5.加熱調理する

大きめのフライパンやトースターで複数のおかずを一度に加熱すると時短になります。作りおきは、このとき電子レンジにかけて中まで完全に火を通しましょう。


6.バットに広げる

加熱したおかずをバットに広げて冷まします。汁気があるおかずはペーパータオルにのせてしっかりきりましょう。


おかずをつめて完成!


10分で作るコツ

7.野菜はゆでておく
野菜は買ったらすぐゆでて保存しておくと、さっと1品追加できます。同じ熱湯で、アクの少ないものから順にゆでましょう。例えば、とうもろこし→アスパラガス→ブロッコリー→青菜のように。少量ずつ短時間でゆで上げるのがビタミンを逃がさないコツです。



8.保存は水気を絞って
冷蔵保存するときは、よく水気を絞ると腐りにくく、水っぽくなりません。乾燥しやすい葉野菜は、ラップに包んでから保存容器に入れましょう。サラダや炒めもの、和えもの、みそ汁などに使えます。



9.小さく切る
お弁当作りの時間を短縮するには、加熱時間をうまくショートカットするのがコツ。食材を小さく切れば、火が早く通ります。



10.小さい調理器具を使う
お弁当作りの調理器具は小さめがあると便利。鍋は17cm、フライパンは20cmのものが扱いやすいでしょう。小さいフライパンは卵焼き器でもOKです。


洗いものを少なくするコツ

11.ひとつの調理器具で加熱
フライパン、トースター、魚焼きグリルなど、ひとつの調理器具で複数のおかずを作ると洗いものが少なくてすみます。



12.フライの衣もボウルひとつで
フライを作るには薄力粉、卵、パン粉の行程が必要。ボウルに食材を入れ、3つを順に少量ずつ加えてからめれば、洗いものはボウルひとつですみます。


プラスの技

13.フライパンが汚れにくいものから順に加熱して、そのつど洗わない。
14.加熱前に調味液に漬けるときは、保存容器ではなくビニール袋を使う(調味料も少なくすむ)。
15.電子レンジやトースターの加熱中は、調理台をこまめにきれいにすると片づけがスムーズ。

 

お弁当作りの段取りやコツがわかったら、即、実践! おかずのレパートリーを増やしましょう。成澤文子さんの著書『初代レシピの女王・成澤文子のラクうま10分弁当』には、今回、例として詰めたガイヤーン(タイ風焼き鳥)の作り方をはじめ、明日から使えるレシピが満載です。

成澤文子(なりさわ あやこ)/料理研究家・管理栄養士。2011年10月「日本一家庭料理がうまい女性決定戦!」(『ヒルナンデス!』日本テレビ系列放送)にて、審査員満場一致で初代「レシピの女王」となる。2児の母としての暮らしのなかから生まれる、家族に喜ばれる本当においしい家庭料理に定評がある。栄養相談、Webサイトなどでのレシピ考案、スタイリングなどを行っている。
著書は『初代レシピの女王 成澤文子の簡単バランス弁当』(宝島社)など。
http://narisawaayako.jp
ブログ「Join us at the kitchen!」http://ameblo.jp/recipe-queen1/

撮影:坂本正行