【コラム】スパイスでガツンとおいしいボリューム野菜!人気料理店に教わるタコスシーズニングの作り方&使い方

スパイス、どのように使っていますか? カレーには使ったことがあるけれど、それ以外に何をどう使えばいいのかよくわからない、という方も多いのでは。そこで東京・代々木八幡の人気のポルトガル料理店「クリスチアノ」店主の佐藤幸二さんに、スパイスの上手な使い方と、タコスシーズニングを使ったおいしい野菜料理2品を教えていただきました。

シーズニングとは

野菜の味に奥行きをプラスし、食べ飽きないようにするのがスパイスの力。動物性のコクがなくても、食欲が促され、たっぷり食べやすくなります。おすすめの使い方としては、スパイスをブレンドしたものに塩分を加え、シーズニングとして活用する方法。一つ作っておくと蒸しただけの野菜もおいしい料理に。スパイスの豊かな風味と香りが調和し、一皿の中にも様々な味わいの変化が楽しめます。

シーズニングの使い方
・野菜にあらかじめまぶして使う
・水分によって味がしっかりからむので、調理中に水分を加えること
・お好みで料理の仕上げに塩を加えてもよい

タコスシーズニング


メキシコの国民食・タコスに使われるような、ピリリと辛いスパイス。旨みやコクをアップするスパイスを配合。加熱すると、香りが立ち上り、食欲を刺激します。

【材料(作りやすい量)】
オニオンパウダー…20g
塩…15g
チリパウダー…6g
コーンスターチ…4.5g
粗びき黒こしょう…3g
ガーリックパウダー…2g
パプリカパウダー…1g
オレガノパウダー…1g
フェヌグリークパウダー(あればで可)…1g

【作り方】
1.すべての材料を混ぜ合わせて完成。保存瓶で保存を。

タコスシーズニングを使って

ブロッコリーとじゃがいものタコライス

ボリューム野菜のブロッコリーとじゃがいもを、スパイシーな味つけでさらにガツンと。ホカホカごはんと混ぜてどうぞ。

【材料(2人分)】
ブロッコリー…1/4個(75g)
じゃがいも…1/2個(75g)
玉ねぎ…1/4個(50g)
トマト…1/4個(40g)
牛ひき肉…200g
タコスシーズニング…大さじ1
オリーブ油…適量
ごはん(温かいもの)…茶碗2杯分

【作り方】
1.ブロッコリーは2cm大に切る。じゃがいもは皮をむき、8mm角に、トマトは1cm角に切る。玉ねぎは粗いみじん切りにする。
2.ボウルに、トマト以外の1、牛ひき肉、タコスシーズニングを入れ、混ぜる。
3.フライパンにオリーブ油を入れて中火で2を炒める。
4.肉の色が変わったら、水120ml(分量外)を加えて蓋をする。時折、混ぜ合わせ、蒸し炒めにする。火を止め、トマトを入れる。
5.器にごはんを盛り、4をかける。

大根と青じそのソテー

シーズニングの力で淡白な大根がピリッと食欲をそそる味に変身。大根のみずみずしさが広がります。

【材料(2~3人分)】
大根(※)…1/3本(約300g)
青じそ(粗みじん切り)…5枚分
タコスシーズニング…小さじ2
オリーブ油…適量
※代用食材…じゃがいも、かぶ

【作り方】
1.大根は皮をむき、5mm厚さの短冊切りにする。ボウルに大根とタコスシーズニングを入れて混ぜる。
2.フライパンにオリーブ油を入れて中火にかけ、1を入れて炒める。
3.全体に油が回ったら、水70ml(分量外)を加えて強火にし、大根が透き通るまで炒める。仕上げに青じそを混ぜる。

【Chef’s Advice】
今回紹介した料理はどちらもサッと和えて炒めるだけ。タコライスは、ひき肉をほぐし過ぎず、塊も残すと満足感が出ます。仕上がりは汁け多めにしても煮詰めてもお好みで。大根は手早く炒めてシャキッと感を残すと噛みごたえアップ。


 
今回ご紹介した内容は、ガツンと食べごたえのある野菜料理を3人のシェフが提案した本『人気シェフのたっぷり野菜レシピ帖』に掲載されています。スパイスの活用をはじめ、切り方やオイルなどのちょっとした工夫で、野菜のおいしさをもっと引き出す方法やレシピが満載です。

佐藤幸二(さとう こうじ)/1974年、埼玉県生まれ。調理師専門学校卒業後に渡伊。イタリアを皮切りにヨーロッパ各国、タイで修業し、帰国。2010年、東京・代々木八幡にポルトガル料理店「クリスチアノ」をオープン。2013年、魚専門のポルトガル料理店「マル・デ・クリスチアノ」を開く。

撮影:日置武晴