【コラム】「野菜はとりあえず冷蔵庫に入れておけばOK」は大間違い! 買った時よりもっとトマトをパワーアップさせるコツ

毎日しっかり食べて健康に気を遣っているつもりでも、実は調理法や保存法ひとつで大事な栄養を摂りそびれているかもしれません。本日は、食べ方の“常識”を覆すと話題の本『その調理、9割の栄養捨ててます!』から、トマトの栄養を最大化するための保存方法をご紹介します。

赤ければ赤いほどハイパワー!

肌や血管の老化を防ぐリコピン。その抗酸化作用はビタミンEの100倍! トマトの「赤」が濃ければ濃いほど、リコピンがたっぷり含まれる証です!

完熟したトマトの色は濃く、黒みを感じるほど真っ赤。軽く押すと適度にやわらかく感じます。ただし、やわらかすぎるとすぐに傷みだしてしまうので注意!

買った時よりもっとトマトをパワーアップさせるコツ!

水分の多いトマトは傷みやすいから……といって、すぐに冷蔵庫へ直行させていませんか? もしかしたら、今まで大損していたかも。温かい地域が原産のトマトは、寒いのが大嫌い。冷蔵庫に入れっぱなしでは低温障害を起こして、アンチエイジングの救世主・リコピンが大幅ダウンしてしまいます。

トマトをすぐに食べない場合、少し固さのあるものを選んで、お部屋で「追熟」させれば、リコピンが最大60%もアップするんです! 

もともとカロテノイドの一種・リコピンは脂溶性なので、油と一緒に摂ると吸収率も2~3倍にアップしてくれます。生は体を冷やすのでオイル+加熱がおすすめです!



新常識! リコピンを増やす保存法

追熟させるためには「温度」が重要! 夏場は2、3日、冬場は1週間の常温保存がおすすめ。

1.1つずつ新聞紙で包みヘタを下にしてカゴへ

2.15~25℃の直射日光の当たらない場所に置く



●冷蔵保存は低温障害に注意!
完熟しきっているトマトは、そのまま常温に置いておくと1週間でビタミンCが15%にダウン! しかし5℃以下での冷蔵庫でも、低温障害を起こして、ぶよぶよになってしまいます。保存する時にはポリ袋などに入れて野菜室に入れ、冷えすぎを防ぎましょう。冷凍する場合は、ヘタを取ってから食品用フィルムにしっかりと包んで乾燥を防ぎましょう。

同じ食材でも、保存方法や調理方法のちょっとしたコツを実践するだけで、摂れる栄養が最大化! そんな新常識がぎゅっと詰まったこちらの本で、トマト以外にもさまざまな食材について、ぜひ確認してみてください。

監修:東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部/「食べることは体をつくること」。明治時代、多くの人が命を落とした脚気を改善するためには、日常の食事で栄養を摂ることが重要であると説いたのが、慈恵医大の学祖・高木兼寛博士。その伝統を今に受け継ぎ、体にしっかりと栄養が届く食事を患者さんに日々提供しています。

撮影:武蔵俊介
イラスト:秋山貴世

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