【コラム】牛乳・豆乳代わりに使える、おいしい“アー乳”とは? プロに教わるアーモンドミルクの作り方

おなじみのコーヒーショップでもカスタマイズが可能になるなど、日本でもじわじわとファンが増えている「アーモンドミルク」。そこで本日は、料理研究家・長谷川智永子さんの著書『アーモンドミルク 完全レシピ』から、手軽でおいしい「アー乳」の作り方をご紹介します。

アーモンドミルクって何?

「アー乳(あーにゅう)」とも呼ばれるアーモンドミルクは、アーモンドと水から作られる白い飲み物。さらりとしているのに、まろやか。クセのない味で飲みやすいものです。

もともとアーモンドは若返りのビタミンといわれるビタミンEや食物繊維が多く、オレイン酸が豊富、でもノンコレステロールでヘルシー。そんな美と健康によいアーモンドの栄養分は、ミルクにすることによってより吸収率が上がります。

「ミルク」「乳」とつくけれど牛乳ではなく、乳成分は入っていません。アメリカなどでは何年も前から人々に愛されている、アー乳。日本でも定番になりつつある、魅力たっぷりの食材です。

アーモンドミルクの選び方

この後、ご紹介するように、アー乳は、ミキサーがあれば簡単に作れますが、手軽に手に入れたい場合は、なるべく原材料がシンプルなものを選ぶのがおすすめです。スムージーや料理などに使うものは、糖分や香料などの添加物が少なく、なるべくアーモンドの風味だけで作られたものを選ぶとよいでしょう。

意外にとっても簡単で美味しい! アーモンドミルクを作ってみよう

アーモンドと水だけで作る、手作りのアーモンドミルクはまろやか、かつすっきり。すっと体に入る、ピュアでやさしい味です。夜にアーモンドを浸しておけば、翌朝ミキサーにかけて、絞るだけ。家族や自分の健康のため、フレッシュなアーモンドミルクを作る生活、はじめませんか。

アーモンドは無塩・無油のものを選んで

●生アーモンド

クセがなくおだやかな風味のアーモンドミルクができます。スムージーや料理用におすすめ。ナッツベリー(デルタインターナショナル)

●ローストアーモンド

香ばしい、アーモンドらしい香りのアーモンドミルクができます。そのまま飲むのにおすすめ。

アーモンドミルクの作り方

【材料】
生アーモンド…100g
水…500ml

【作り方】
1.生アーモンドを倍量以上の水(分量外)に約8時間浸す。

2.アーモンドを浸した水を切り、水洗いしてミキサーに入れる。

3.水500mlを加え、ミキサーに約1~2分かける。

4.ボウルにざるを重ねて布(あれば綿の寒冷紗が使いやすい)をかけ、3を流して漉す。

5.布の両端をねじるように、じっくり絞る。

6.出来上がり。容器に入れ冷蔵保存する。時間が経つと分離する。使うときはよく振り、なるべく早く使い切る。

※ミキサーの粉砕力などで、出来上がりの濃さが変わります。好みで水の量を調整してください。
※正規に輸入された生アーモンドは、高温で殺菌処理されているため有害な物質や細菌は付着していませんが、個人輸入品などは通常、殺菌処理されていません。そのような生アーモンドでも、浸水し、洗うことで有害物質などがほぼ取り除かれます。


アーモンドミルクを絞ったあとの残り(アーモンドパルプ)もなるべく再利用したいもの。今回ご紹介した長谷川さんの著書『アーモンドミルク完全レシピ』では、アー乳を使ったレシピはもちろんのこと、アーモンドパルプを使ったレシピも紹介しています。ぜひご覧ください。


 

長谷川智永子(はせがわ ちえこ)/料理研究家。日本料理を学んだ後、渡仏。ル・コルドン・ブルー パリ校にて料理・製菓の全課程修了。フランス各地で計4年間修業を積む。2004年「LES BECS FINS」を設立。メディアで活躍の他、企業・飲食店の食のプランニングに関わる。著書に『ル・クルーゼ ストーンウェア使いこなしレシピ』(河出書房新社)など。
http://lbf-tokyo.com/

撮影:坂本正行

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