【コラム】チーズ研究家に教わる、美味しく楽しめる簡単なチーズ料理4選

本日はいろいろなチーズ料理の楽しみ方を、『知ればもっとおいしい!食通の常識 厳選チーズ手帖』執筆者でチーズ&料理研究家の宮内祥子さんに教えていただきます。焼いたり、カットしたり、すりおろしたり。チーズのさまざまな楽しみ方を知って、チーズ通になっちゃいましょう。

サーモンのキッシュ

使うチーズはお好みで。
いろいろなチーズをたっぷり使うのが美味しさのコツ!
キッシュはフランス東部ロレーヌ地方の伝統的なお惣菜「キッシュ・ロレーヌ」のサーモン版。
冷凍パイシートに茹でたたっぷりのほうれん草、サーモンを敷いたら、上からグリエールチーズとエメンタールチーズたっぷりいれて、卵と生クリームを流し込み、オーブンで焼くだけ。
途中で表面にパルミジャーノをふるとさらに美味しさアップ!
使用するチーズはお好みで青カビチーズをいれても美味しい。
冷蔵庫に残っているチーズや硬くなったチーズをすりおろして入れてもバッチリ!

【使用チーズ】グリュイエール、エメンタール、パルミジャーノ・レッジャーノ



チーズ&フルーツサラダ

チーズはフルーツとの相性抜群! 
栄養的にもチーズに無い植物繊維が一緒に取れるのでオススメ。
クリームチーズや白カビタイプでも美味しく出来上がる。
いちご、パイナップル、ブルーベリーと一緒に、サイコロ状にカットしたミモレットを盛り付ける。
メープルシロップをかけて召し上がれ。

【使用チーズ】二世古 椛(ミモレット)



ラクレット


ラクレットチーズの切り口を暖炉の直火や専用のラクレットオーブンの熱線で温める。
溶けて、表面に少し焦げ目がついてきたら、チーズの表面を削り落としながら、用意した茹でたじゃがいもなどの野菜にトロリとかける。
熱々でトロトロのチーズが絶品。
チーズの名前の由来はフランス語の「ラクレ racler」(削り取る)から。
アニメ・アルプスの少女ハイジの中にも出てくるチーズだ。
専用オーブンがなくても、フライパンや鉄板焼きでも美味しくできる!

【使用チーズ】ラクレット・デュ・ヴァレ



チーズ&アボカドサラダ


ゆで卵、トマト、玉ねぎ、アボカド、オリーブの実とハーブたっぷりの春のおめざめタイムを添えて、オリーブのオイルとアンチョビを添えたら完成。

【使用チーズ】春のおめざめタイム




Point

二世古 椛
北海道・二世古チーズ工房の代表作。鮮やかなオレンジ色のチーズとして有名なフランス産ミモレット(半分柔らかいの意味)の作り方を日本の生乳の性質に合わせて改良し、土地に根ざして作られた日本ならではのミモレットチーズ。旨味が凝縮している。日本人の味覚に合うように、硬さはフランスのミモレットよりも脱脂を抑えることで柔らかめに作られている。二世古ミモレットは12ヶ月以上熟成させたものは二世古 椛momijiと名付けられている。
春のおめざめタイム
北海道・チーズ工房タカラで、1年のうちで、雪解けの頃から新緑の芽吹きの頃のみ作られる春の季節限定の味。白い表皮のあっさりめの円筒形のチーズをベースに、ドライタイム、コリアンダーシード、フレッシュローズマリーの3種類のハーブで覆っている。チーズに移ったハーブの香りとチーズの熟成からくる香りと甘みがあり、香り高く爽やかなチーズ。そのままでもサラダやフルーツともよく合う。


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●【コラム】おいしいチーズの見極め方

宮内祥子(みやうち しょうこ)/料理・菓子・ワイン・チーズ研究家。フランスのリッツ・エスコフィエ、ル・コルドン・ブルー、ラ・ヴァレンヌで、料理、菓子、チーズ、ワイン、テーブルコーディネートを学ぶ。さらに、イタリア、ポルトガル、ドイツ、スペイン各地で家庭料理、地方料理を研究。フランスチーズ鑑評騎士の会シュヴァリエ、ロベスピエール協会会員、カスレー協会会員、フロック・ド・ガスコーニュ協会会員、調理師専門学校講師、株式会社ユーロスパ ジャポン代表取締役。

撮影:西山 航

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