【コラム】饅頭や団子の食べ方にもう迷わない!和菓子の美しいいただき方

訪問先で団子や饅頭を勧められた時に、どのように食べていますか? 串に刺さったまま口に運んだり、手づかみで頬張るのは手っ取り早いですが、少々あらたまった席でいただく場合も、それでよいのでしょうか。そこで本日は、茶道裏千家教授でもあり、和菓子教室主宰の清 真知子さんに、和菓子の美しいいただき方を教わります。いざというときのためにも、心得ておきたいマナーです。

茶席では器に出された菓子は懐紙にとっていただきます。
菓子を切ったり、口に運んだりするときには黒文字(黒文字という木を削って作った楊枝)を使います。

きんとん

たいていの主菓子はこれと同じ手順でいただきます。茶席の菓子は二、三口で食べられるように配慮した大きさに作られています。



1.黒文字をとり、きんとんを3分の1ほどの大きさ(一口に入る大きさ)に、手なりに斜めに切る。



2.下までしっかりと切り、左側の小さい方をいただく。切り分けは左右どちらからでも構わない。



3.残りの大きい方を半分に切る。



4.黒文字で刺していただく。抹茶は通常、菓子を食べ切ってからいただく。


饅頭

黒文字では切りにくい薯蕷饅頭は、手で割っていただきます。饅頭が懐紙にくっつきやすいので注意します。



1.懐紙から饅頭をとり、半分に割る。一つを懐紙に置き、もう一つをさらに半分に割っていただく。



2.残りの半分を二つに割っていただく。


花見団子

串に刺さった団子は、そのまま口に運ぶのではなく、串を抜いてから一つずついただきます。



1.串を右手で持ち、懐紙の角を折って一番下の団子に当てて押さえ、串を抜く。



2.抜いた串で団子を刺し、一つずついただく。転がり落とさないよう注意する。





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清 真知子(きよし まちこ)/1960年神戸市に生まれる。83年裏千家学園茶道専門学校卒業。96年神戸市内に、2002年に東京・学芸大学にも和菓子教室を開く。現在、茶道裏千家教授、茶道と和菓子の教室「さろん閑遊」を主宰。デモンストレーションと実技で構成される和菓子教室は、季節感溢れる美しい和菓子が初心者でも上手に作れると好評を博している。2014年兵庫県明石市に教室を移転。
さろん閑遊 http://www.kanyuu.com/

撮影:浮田輝雄

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