【コラム】日本酒好きは美人が多い? 日本酒飲んべぇ県ベスト15

キリッと冷えた日本酒がおいしい季節。暑さを忘れさせてくれる晩酌は最高ですね。本日は、酒食ジャーナリスト・山本洋子さんの著書『ゼロから分かる! 図解 日本酒入門』から、もっとも日本酒を飲む県、つまり「飲んべぇ」な県についての考察をご紹介します。あなたの故郷は入っていますか?

消費量が多いのは大都会ですが……

単純な統計上、アルコール飲料消費の多いのは、東京。しかし東京は近県から通勤している会社員が、会社近くで消費する量もカウントされます。東京都民だけが酒を飲んでいる数字ではないのです。大阪も同様。

その大都会を外すと、アルコール飲料全体の消費量ナンバーワンは、高知です。さすが、南国土佐。名物の豪快なかつおのたたきや皿鉢料理と一緒に、酒をよく飲むことが実証されました。ただし、統計をよく見てみると、飲んでいるのは、ビールや発泡酒、第3のビールなど、軽い飲み物が多いようです。

それでは、一時ブームになった乙類焼酎は? と統計を見てみると、鹿児島、宮崎が、ツートップ。次に大分、熊本と続きます。意外なことに、鹿児島は、アルコール飲料全体だと15位です。乙類焼酎以外は口にしないのが、薩摩隼人気質?!

日本酒を日本一飲んでいる県は?

日本酒消費量を見てみると、ダントツは新潟! 平均して、1人年間12.6l飲んでいます。2位が秋田と石川で9.2l。そして、山形と福島は8l。次は僅差で長野と富山で7.9l。続いて島根、岩手、福井、鳥取の順。12位にようやく東京、青森、宮城、九州から佐賀が登場。

近県需要を含む東京よりも、はるかに多くの日本酒を消費しています。上位の県、恐るべし。

日本海側の東北から、北陸、山陰にかけてが、日本酒飲みベルト地帯。まさしく、地産地消ならぬ、地醸地飲。明らかに、日本海側の日本酒飲酒量が、多いのです。

新潟と秋田をはじめとして、米どころは、日本酒飲みどころなのも、間違いありません。九州で、唯一上位入賞の佐賀も、米の名産地です。米どころイコール日本酒消費量が多いのも、面白いですね。

酒類全体で見ても、新潟や秋田は上位でも、石川はちょっと低め。石川の人は、他の酒に浮気せず、日本酒ばっかり飲んでる、模範的日本酒ファン? 

ふと気がつけば、上位の県は美人が多いと言われる県の名が連なります。「越後美人」に、「秋田美人」、「金沢美人」。やっぱり、日本酒をたくさん飲むから美人に? はたまた、美人は日本酒が好きの法則?

ナンバー1の新潟は、酒蔵数も日本一多い日本酒県。蔵人たちが、日本酒を造って飲んで、消費にも貢献しているのかもしれませんね。

 

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山本洋子(やまもと ようこ)/酒食ジャーナリスト 地域食ブランドアドバイザー。鳥取県境港市・ゲゲゲの妖怪の町生まれ。素食やマクロビオティック・玄米雑穀・野菜・伝統発酵調味料・米の酒をテーマにした雑誌編集長を経て、地方に埋もれた「日本のお宝! 応援」をライフワークにする。「日本の米の価値を最大化するのは上質な純米酒」+穀物、野菜・魚・発酵食、身土不二、一物全体を心がける食と飲生活を提案。地域食ブランドアドバイザー、純米酒&酒肴セミナー講師、酒食ジャーナリストとして全国で活動中。境港FISH大使。著書『純米酒BOOK』(グラフ社)、『厳選日本酒手帖』『厳選紅茶手帖』(世界文化社)。モットーは「1日1合純米酒! 田んぼの未来を燗がえる!」。
http://www.yohkoyama.com

イラストレーション:水谷慶大

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