【コラム】常備菜で“やせぐせ”がつく5つの秘密

仕事が忙しいと、つい炭水化物や揚げ物が多めの外食にかたよりがちで、気がつけば体重も右肩上がりに。これはイカン、このままではイカン。そう気づいたときが、食生活の見直し時です。毎日の食生活とメタボな身体を救ってくれるのは、ズバリ「やせぐせがつく常備菜」。なぜ救世主なのか、どうすればダイエットまでできてしまうのか。その5つの秘密を『やせぐせがつく野菜の常備菜』著者の庄司いずみさんに伺いましょう。

1.植物性素材で作れば低カロリー

野菜をはじめとする植物性素材は、肉や魚、卵、乳製品などの動物性素材にくらべるとグーンと低カロリー。和牛のサーロインが100g 498kcalなのに対し、ほうれん草は20kcal、しっかり食べごたえのあるれんこんでも66kcal。お腹いっぱい食べてもカロリーオーバーで太る心配はありません。

2.野菜に“やせ素材”をプラスすれば、より高い、やせ効果が期待できます

海藻類やきのこ類、こんにゃくやしらたき、切り干し大根やかんぴょうなどの乾物類など、野菜以外の植物性素材の仲間は、カロリーがきわめて低かったり、食物繊維が多いなど、やせ効果の高いものがたくさん。それらの“ やせ素材” を積極的に取り入れれば、やせ効果がスピーディー!

3.食物繊維が糖質や脂質の吸収をブロック。いつもと同じように食べても太りません

野菜はもちろん、海藻類やきのこ類などのやせ素材の最大の特徴は、食物繊維が多いこと。その働きでお腹の中からスッキリきれいになれる上、食物繊維をとると、糖質や脂質の吸収がゆるやかに。だから、こってりした油ものや肉料理、甘いものをいつも通りに食べても太りにくくなるメリットがあります。

4.植物性素材の多いカリウムが水分代謝を促進。むくみもすぐにサヨナラできます

野菜をはじめ、やせ素材の海藻類やきのこ類、乾物類や豆類などの植物性素材は、カリウムが多いのが特徴です。カリウムは体内の余分なナトリウムと結びついて水分とともに体外に排出。むくみで困っている人は、植物性素材で作った常備菜を毎日こまめにとるようにすれば、むくみとすぐにサヨナラできます。

5.あえるだけ、ゆでるだけなど調理を簡単に。ラクラククッキングなら長続きします

常備菜作りというと、「時間のある週末などでないと」というイメージですが、時間のない平日でも作れる、ひと手間かけるだけのカンタン仕込みがおすすめ。野菜を買ってきたら冷蔵庫にしまう前にチャチャッとひと仕事で数日美味しい。辛くないから長続き。これがダイエット成功の秘訣です。

簡単でおいしくて、やせぐせがつく。そんないいこと尽くしの常備菜生活なら、すぐにでも始めたいものです。そこで、簡単でおいしいレシピ例を、庄司いずみさんの著書『やせぐせがつく野菜の常備菜』からご紹介しましょう。

ベースとなる常備菜は「ゆで麦ひじき」(1と1/4カップ分)。
押し麦1/4カップ(40g)を熱湯で17分ゆで、ゆで上がる1分前に、洗っておいた芽ひじき5gを加えて一緒にゆで上げるだけです。
保存容器に入れ、冷めたら密閉して、冷蔵庫で5日間保存できます。

お次はこの「ゆで麦ひじき」を使ったアレンジレシピの例として、「葉っぱ野菜とゆで麦ひじきのチョップサラダ」(2人分)。
レッドキャベツとキャベツを各50g、大根1.5cm(50g)、ピーマン1個(30g)をそれぞれ包丁で粗く刻んだら、オリーブオイル大さじ1/2、酢大さじ1、塩少々、マスタード小さじ1/2をあわせたドレッシングであえ、ゆで麦ひじき1/2カップ分も混ぜ込めばできあがり。


今回ご紹介した常備菜はゆでるだけ、アレンジは切ってまぜるだけ。ちなみに『やせぐせがつく野菜の常備菜』の本では、「ゆで麦ひじき」をアレンジした「麦入り五目ひじき煮」や「ひじき麦ごはん」のレシピも掲載しています。簡単でおいしい常備菜を活用して、健康的な毎日を過ごしましょう。 

 

庄司いずみ(しょうじ いずみ)/野菜料理家。2007 年に植物性100%のベジタリアン料理を紹介するブログ『vege dining 野菜のごはん』を始め、大人気となったことをキッカケに野菜料理を紹介する料理家に。保存おかずや使い回しおかずなど、忙しいときも野菜がたっぷりとれるレシピも提案、『やさいの常備菜』(世界文化社)はロングセラーに。「庄司いずみ ベジタブル・クッキング・スタジオ(http://shoji-izumi.tokyo/)」を主宰。野菜の楽しさ、可能性を伝える活動をしている。

撮影:櫻井めぐみ