【コラム】和のおかず作りがラクになる! プロに教わる「味つけ保存」の手順と実例

忙しい毎日、食材の買い出しに行くのも大変。とはいえ、週末にまとめて買った食材を使いまわして、毎日似たようなおかずを食べるのも、何か残念な気がします。効率よくバリエーション豊かに、賢く食材を使うためには「味つけ保存」がおすすめ。今日は和のおかずレシピが満載の本『必ずおいしく作れる和のおかず』から、豚薄切り肉を使った味つけ保存の方法と料理例をご紹介します。

忙しくてもごはん作りは毎日のこと。買い物は週末にまとめて、というかたが多いのではないでしょうか。
そこで、食材の保存は味つきがおすすめ。
まとめ買いしがちな食材の味つけ保存法とそれらを使った和のおかずの一例として、「塩バターコーン肉じゃが」をご紹介します。

味つけ保存って何?

味つけ保存とは、素材を生のまま、またはゆでたり煮たりするなど簡単に薄く味をつけて冷蔵または冷凍保存すること。
そのまま保存するより日もちするだけでなく、よりおいしい状態で料理できます。

手順1.味つけして保存袋へ
生のまま塩や酒をふったり、加熱調理したりなど簡単に準備をして保存袋や保存容器に入れます。

手順2.冷蔵または冷凍保存
冷蔵か冷凍庫で保存。この間に味がしみたり、なじんだりしておいしくなります。

手順3.パパッと調理して食卓へ
夜帰宅したら簡単に調理。下処理や加熱済み、味もついているので最低限の調味料で、すぐに1品できます。

豚薄切り肉で「薄切り塩豚」

何かと便利な豚薄切り肉はシンプルに塩と酒で味つけし、さまざまなメニューに展開します。
もも肉やロース肉でも同じように作れます。

【材料】(約400g分)
豚ばら薄切り肉……400g
塩……小さじ1
酒……大さじ1

【作り方】
1. ラップを2枚大きめに広げ、豚ばら薄切り肉をパックに入った状態のまま半量ずつのせて広げる。両面に塩をふり、酒もふって、それぞれぴっちり包む。
2. 保存袋に入れ、空気を抜いて閉じ、冷蔵または冷凍する。

【保存】
冷蔵:4日間
冷凍:1カ月

熟成させたような旨みを持つ塩豚料理の手軽さとおいしさは感動もの。いろいろな野菜と合わせて楽しめます。
では、味つけ保存した「薄切り塩豚」を使った例として、「塩バターコーン肉じゃが」の作り方をご紹介しましょう。


塩バターコーン肉じゃが

シンプルな塩味の肉じゃがに、バターでまろやかなコクをつけました。
塩がなじんだ豚肉なら、さっと煮るだけで旨みが引き出せます。
新定番になりそうな飽きのこない味。


【材料】(2人分)
薄切り塩豚(解凍したもの)……150g
じゃがいも……2個
玉ねぎ……1/2個
粒コーン(汁気をきる)……50g
【A】だし汁……200ml
【A】みりん……大さじ1
【A】塩……小さじ1/4
バター……大さじ1

【作り方】
1. じゃがいもは一口大に切り、水に5分さらして水気をきる。玉ねぎは1cm幅に切る。薄切り塩豚は4cm長さに切る。
2. 鍋にA、1のじゃがいも、玉ねぎを入れて強火にかけ、ひと煮立ちしたら塩豚を入れる。あくをすくって落とし蓋をし、中火にして10~12分煮る。
3. 野菜が柔らかくなったら粒コーンを加え、さっと煮る。器に盛ってバターをのせる。


ご紹介した本『必ずおいしく作れる和のおかず』では、「薄切り塩豚」のほか、「ゆで豚」「鶏肉の玉ねぎ漬け」などの味つけ保存方法や、それを使った料理例も多数ご紹介しています。もちろんベーシックな和のおかずも「必ずおいしく作れる」作り方を伝授しちゃいます。


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小林まさみ(こばやし まさみ)/料理研究家のアシスタントを経て独立。手早く作れておいしい毎日の料理が人気で「読者にいちばん近い料理研究家」がモットー。飾らない人柄と、アシスタントを務める義父・まさるさんとの名コンビぶりにファンも多く、テレビ番組や雑誌への出演も多い。
撮影:西山 航

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