テーブルに美味しいクリスマスツリー現る! チーズを使ったホームパーティの演出、8つのヒント

おもてなしの機会が増える時期、テーブル上でのちょっとした演出ひとつでパーティーも盛り上がります。そこで、家庭でも簡単にできるチーズの楽しい見せ方のコツを、チーズのプロ、小笠原由貴さんに教えていただきます。東京・恵比寿の酪農農家ビストロ「スブリデオレストラーレ」吉田健志さんの著書『酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』からのご紹介です。

プロの世界では、チーズのカッティングやプレゼンテーションを競う世界的なコンテストがあるほど、美しく魅力的に盛りつけることも大切な要素です。家庭でできるテクニックで、パーティーを素敵に演出してみましょう。

ヴァランセのクリスマスツリー

ユニークな形を生かしたアイデア。チーズを1cm弱の厚さにスライスし、ずらしながら重ねるだけで、キュートなツリーに。ピンクペッパーやハーブを飾るとよりツリーらしい。プーリニィ・サン・ピエールでもOK。

自然の模様でリズムを出す

リヴァロの表皮と中身の色の違いを利用して交互に組み合わせたり、同じ青カビでも地の色が違うスティルトンとシュロップシャー・ブルーを市松模様に並べたりすると、リズムが生まれてちょっと楽しいプレートに。

立体感を出し取りやすく


コンテなどのハードタイプを棒状にカットし井桁に組むと立体感が生まれる。輪切りにできるサント・モールは、らせん階段状に重ね、中心にできた穴にフルーツやナッツを盛り込んで。取りやすいことも利点。

テット・ド・モワンヌのカーネーション

専用の道具ジロールで、ぐるぐるひらひらと削り、半球状に積み重ねていくと、ゴージャスなカーネーションのでき上がり。どうやって作ったの? と驚かれるはず。一緒に作っても楽しい。

ジロール:1980 年代に開発された専用の道具。セットしてハンドルを回すと、ひらひらの状態に削れ、口溶けがよい。

ラングルのフランベ

独特の形状を生かしたラングルならではの演出。手鍋で温めたブランデーをくぼみに注いで火をつけると、青い炎が立ち上る。熱で溶けたチーズをパンにつけたり、野菜や肉のグリルにのせるなど。アルコールが効いた大人の味。火の扱いには注意を。

チーズの箱でプチ詰め合わせ

チーズの木箱にセロファンを敷き、各種チーズやドライフルーツを詰めて、持ち寄りパーティーやピクニックへ。喜ばれること請け合い。もっと量を増やすなら重箱を使う手もあり。

和菓子のようなひと口ピンチョス

クリームチーズをひと口サイズのボール状に丸め、ドライクランベリー、オレンジピール、イタリアンパセリ、レーズンなどをまぶしつけ、楊枝を刺してピンチョスに。こしょうや刻んだオリーブ、サラミでも。

リース状に盛りつけて

カットしたチーズをリース状にぐるりとプレートに並べ、フルーツや野菜、ハム、オリーブ等を真ん中に配置。食べやすく、まとまりのある盛り合わせスタイル。

こちらでご紹介したコラムをはじめ、小笠原由貴さんのおいしいチーズにまつわるコラムと、酪農農家ビストロ「スブリデオレストラーレ」吉田健志さんの絶品チーズレシピの数々は、『酪農ビストロのとろけるチーズレシピ』に掲載されています。


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小笠原 由貴(おがさわら ゆき)/大学卒業後、大手旅行会社に勤務。その後、アメリカ・ナパバレーへ。ワイナリーやケータリング会社、オーガニック農家、料理学校(CIA)、そして、「シェ・パニース」や「ズニ・カフェ」等のレストランにて経験を積む。帰国後、チーズ専門店「フェルミエ」やレストランで働き、チーズを深く知る。現在は、東京・恵比寿で主宰するパン教室「la nature(ラ・ナチュール)」のレッスンや開催するセミナーにて、チーズの美味しさ、楽しさ、奥深さを伝えるべく活動中。チーズについての記事執筆も手がけている。C.P.A. 認定チーズプロフェッショナル、J.S.A. 認定ワインエキスパート、フランスチーズ鑑評騎士の会シュヴァリエ、All About チーズガイド。

撮影:工藤雅夫

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