鍋底が濡れたまま火にかけるのはNG! 覚えておきたい土鍋の扱い方の基本

寒い時期には土鍋が大活躍。でも、ちょっと待った。土鍋の正しい扱い方をご存知でしょうか? うっかり空焚きしちゃって、慌てて水をじゃっと入れたり、していませんか? 人気の料理研究家・大庭英子さんに知っておきたい基本的な土鍋の扱い方を教えていただきました。

1つは持っておきたいマイ土鍋。長持ちさせるために、扱い方をよく知っておきましょう。



小鍋(1~2人前)なら6号サイズ(口径約20cm)がオススメ!

土鍋は鍋底が厚く、熱伝導も遅いのでゆっくりと温まります。その分、熱くなると冷めにくいという保温効果もあります。また、遠赤外線効果によって食材の芯までじんわりと火が通るのも土鍋の特徴。煮込んで食べる鍋料理にぴったりです。

初めて使うときは……


おかゆを炊く
新品の土鍋は、使う前におかゆを炊いて「目止め」をします。土鍋の材質は素焼きで細かい気泡が残っているため、米のでんぷん質で気泡を埋めることで、水漏れやヒビ割れを防ぎます。

目止めの仕方
1. 土鍋に七~八分目まで水を入れ、米大さじ2を加えて弱火で炊く。
2. おかゆができたら火を止めそのまま完全に冷まし、洗って乾かす。

ふだん使うときは……

鍋底が濡れた状態で使わない
底の素焼き部分が水に濡れたまま火にかけると、急激な温度変化でヒビ割れの原因に。火にかける前に、鍋底が濡れていないか、しっかりと確認しましょう。

空焚きは絶対にしない
空焚きをすると急な温度変化に耐えられず、ヒビが入る可能性があります。万が一、空焚きをしてしまったら水は入れず、火を消して自然に冷めるのを待ちます。

水洗いし、ふせて乾かす
土鍋を洗うときは、スポンジでやさしく水洗いが基本。洗ったあとは乾いたふきんでふいてひっくり返し、底を上にしてしっかり乾かすことで、カビが生えるのを防ぎます。


正しい土鍋の扱い方がわかったら、早速、土鍋を使って一品。大庭英子さんの著書『ぜんぶ小鍋』から、美味しいシンプル鍋の極み、ねぎま鍋をご紹介します。

ねぎま鍋


材料(1人分)
まぐろ(切り身/一口大に切る)……100g
長ねぎ(2~3cm長さの輪切り)……1本分
だし汁……1/3カップ
【A】[しょうゆ大さじ1と1/2、酒大さじ2、みりん大さじ2]

作り方
1. ボウルにだし汁、Aを入れて混ぜ合わせる。
2. 鍋にまぐろ、長ねぎを並べて1を注ぎ、ふたをして弱めの中火にかける。煮立ってきたら火を弱め、長ねぎがしんなりするまで煮る。

※まぐろは煮すぎない! 中がレアの状態がおいしい頃合い!

 

大庭英子(おおば えいこ)/料理研究家。福岡県出身。食材の組み合わせ方や調味料の使い方に定評があり、幅広い年齢層から支持されている。和・洋・中・エスニックとジャンルを超えた料理から、「自然体でおいしい、作りやすいレシピ」を提案。新聞や雑誌、広告など多方面で活躍中。主な著書は『野菜おかずのワザとコツ』(主婦の友社)、『30分で3品! 作りおき野菜おかず231』(西東社)など。

撮影:伏見早織

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