タピオカだけじゃない! タイの人気スイーツ・三色団子入りぜんざいの作りたてを食べる幸せ

タピオカが大人気ですが、カラフルなタイのデザートといえば、この三色団子の入ったぜんざいです。ココナッツミルクに浮かんだ色とりどりのまあるいお団子は、なんとも言えないやさしい甘さ。大人も子どももほっこりするスイーツを、人気のタイ料理店「ティーヌン」に教わります。
素朴な甘さがクセになる見た目も楽しいタイのデザート。
ころころと可愛い三色の団子は小さく丸めるのに手間がかかりますが、その手間も調理の楽しさ。
お子さんと一緒に作ってみてはいかがでしょう。
作りながら一つ一つを鍋に投入。色の変化も面白い!
材料(4人分)
- 【A】かぼちゃ
- 40g
- 【A】白玉粉
- 40g
- 【A】水
- 60cc
- 【B】里芋
- 40g
- 【B】白玉粉
- 40g
- 【B】水
- 60cc
- 【C】パンダンリーフ
- 1枚
- 【C】白玉粉
- 30g
- 【C】水
- 45cc
- 【D】ココナッツミルク
- 400cc
- 【D】砂糖
- 90g
- 【D】塩
- 4g
- 【D】パンダンリーフ
- 1枚
作り方
- 1
かぼちゃと里芋は柔らかくゆでて皮をむく。緑の色付けになるパンダンリーフは細かく切って、すり鉢に入れてする。
- 2
1のすり鉢にCの水45ccを入れて混ぜ合わせ、布に入れて搾り、搾り汁を作る。
- 3
ボウルにCの白玉粉と2を混ぜ合わせ、全体に水分を行きわたらせる。
- 4
表面がなめらかになるまで、握ってよく練り合わせる。目安は耳たぶぐらいの柔らかさ。
- 5
丸めて、白玉粉(分量外)をふったバットの上に置き、ラップをかけて10分ねかせる。A、Bとも同様に材料を練り合わせ、10分ねかせる。
- 6
鍋に湯を沸かし、そのそばでA、B、Cそれぞれの生地を1cm弱の大きさに丸め、小さな団子を作っては湯に入れてゆでる。
- 7
団子が浮いてきたらすくって冷水にとる。ゆでるのは時間がかかるので、何度かに分けて行ってもよい。
- 8
別の鍋にDを入れて火にかけ、混ぜ合わせ、煮立ったら火を止める。7の団子の水気をよくきって加え、器に盛る。
Chef’s Advice
団子生地を作り置きすると、生地がだれてそれぞれがくっついてしまいます。丸めたらすぐに鍋に投入してゆでましょう。
料理監修:味澤ペンシー(あじさわ ぺんしー)/人気タイ料理店「ティーヌン」を経営する株式会社スパイスロードの料理顧問で、「アジワンクッキングスタジオ」タイ料理講師。料理研究家としてテレビや雑誌などでも活躍する。タイ南部の町・ソンクラー生まれ。料理上手な母の影響を受けてタイの料理専門学校に進み、日本人との結婚を機に1992年に来日。株式会社スパイスロードに入社、東京・高田馬場にある「タイ屋台料理 カオタイ」のシェフとして腕をふるっていた。ティーヌンの立ち上げからずっと関わる。
撮影:大山裕平
ティーヌン流 タイの屋台ごはん

東京・早稲田に開店してから20年。人気のタイ料理店「ティーヌン」公式レシピブック。ガパオだってパッタイだって、加熱は10分以内! 本場のタイ料理が、驚くほど簡単に作れるコツがいっぱい。日本人好みの屋台風シンプル料理ばかり60品を掲載していま…