初心者でも意外なほど簡単に作れる! カステラを使ったババ風ジェラート

暑い日が続くと恋しいジェラート。自宅で作れるババ風ジェラートを教えてくださるのは、東京・神楽坂でジェラートとイタリア菓子の教室「giglio(ジリオ)」を開く齋藤由里さんです。カステラを使ったオリジナルレシピは、意外なほどお手軽。「ラム酒と柑橘系の香りがふわっと香るジェラートは、お酒入りシロップをたっぷり含ませたお菓子『サヴァラン』に似た『ババ』を模したもの。カステラのコクのある甘みが感じられ、食後にぴったりな味わいです」。

材料(3~4人分)

牛乳
300ml
ラム酒
大さじ2
転化糖
20g
レモンの皮(すりおろし)
1/4個分
オレンジの皮(すりおろし)
1/4個分
カステラ(1cm角に切る)
120g

作り方

  1. 1鍋に牛乳を入れて人肌程度に温め、カステラ以外の材料を入れて均一になるまでゴムべらで混ぜる。
  2. 2容器に1を入れ、カステラを加えて全体をひたし冷ます。
  3. 3蓋をして冷凍庫で冷やし固めながら「いちごミルクのジェラート」の作り方(3~7)を参考に数回混ぜる。

Chef’s voice

材料がシンプルで、これで本当にジェラートになるの? と心配されそうですが、アルコールが入るので凍りにくいうえ、カステラがしっかり水分を吸ってくれてとろりとさせやすいんです。組み合わせの妙が生んだジェラートですね。

Point

ポーランドからやってきたお菓子
南イタリアの都市ナポリのお菓子「ババ」。発酵させた生地を焼いてラム酒入りシロップに浸したシンプルなお菓子です。ババの原型は18世紀初頭、美食家で知られたポーランド王がクグロフ(発酵生地)をラム酒に漬け「アリババ」と名づけたものだとか。後に彼に仕えていた菓子職人ニコラ・ストレーがパリで菓子店を開いてフランスに広まり、パリを訪れたナポリの菓子職人によってイタリアに伝わったそうです。写真は由里さんがフィレンツェのパスティッチェリアで食べたババ。この形がポピュラーです。

齋藤由里(さいとう ゆり)/お菓子作り好き、イタリア好きが高じてジェラートとお菓子作りを習うためイタリアへ。修業中にマシンがなくともイタリアンジェラートが作れるのではないかと考え、帰国後研究を重ねて、神楽坂の自宅でジェラートとイタリア菓子の教室「giglio(ジリオ)」を開く。イタリアの味を広めるとともに珍しいフレイバーのジェラート作りにも取り組み、遠くから通う生徒さんも。グループレッスン、プライベートレッスンのほか、不定期でカフェイベントを開催。
https://gigliodolce.jimdo.com/

撮影:西山 航

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