薄く焼いたスナック感覚が新鮮! お家で作るじゃがいもの無添加クッキー

三連休の週末は、美味しい手作りの焼菓子で楽しみませんか。今週ご紹介するのは、じゃがいもを使った、体にやさしいクッキーです。ベーキングパウダーや香料を使わない、素朴で美味しい焼菓子が人気の、東京・神楽坂の菓子店「無添加焼菓子 レリーサ」店主の田村智子さんに教わります。「パリッとして塩味のきいた、スナック感覚のクッキー。水分の少ないじゃがいもを使い、厚さ2㎜にのばすのがポイントです」。
材料(約4.5cmのもの約70個分)
- 薄力粉
- 110g
- バター(食塩不使用・室温にもどす)
- 50g
- じゃがいも※
- 50g
- きび糖
- 3g
- 塩
- 3g
- ※1個をまるごと加熱し、50gを取り分ける。残りはサラダなどに使える。
作り方
- 準備● きび糖はふるう。
● 薄力粉はふるい、きび糖、塩と合わせておく。
● 生地をねかせる時間 2~3時間
● オーブンの予熱温度 170℃ - 1
じゃがいもは皮つきのまま洗ってラップで包み、電子レンジ(500W)で約5分加熱する。竹串がすっと入るようになればよい。
- 2
じゃがいもが熱いうちに皮をむいて50gを取り分けてボウルに入れ、めん棒などで粗くつぶす。冷めたらふるった粉類を加え、手をこすり合わせて、さらさらした状態になるまで混ぜ合わせる。
- 3
バターを加え、ゴムべらで軽く混ぜ合わせる。さらに指先でつまむようにして粉と合わせ、ポロポロした状態にする。
- 4
バターと粉が均一に混ざったらひとまとめにしてポリ袋に入れ、袋の上からめん棒で23×34cmくらい(厚さ2mm)にのばす。袋の口を下に折り込み、冷蔵庫で2~3時間ねかせる。
- 5
冷蔵庫から出してポリ袋を切り開き、ポリ袋にのせたまま長辺の両端を切りそろえ、短辺は5等分、長辺は7等分に切る。さらにそれぞれの対角線を切り、三角形にして、クッキングシートをかぶせて密着させる。
- 6
クッキングシートごと天板にひっくり返し、ポリ袋をはがす。170℃のオーブンで16分焼き、天板の向きを変えて16分焼く。焼きが浅ければもう2~3分焼き、ケーキクーラーにのせて粗熱を取る。
Point
●日もち:密閉容器に入れ、常温で3日間。おすすめは焼きたてから翌日まで。
●生地は焼くと縮むので、下まで完全に切れていれば、焼くときに間隔をあけなくてもよい。
●生地は焼くと縮むので、下まで完全に切れていれば、焼くときに間隔をあけなくてもよい。
田村智子(たむら さとこ)/東京生まれ。短大では栄養科で学び、栄養士の資格を取得。卒業後は、大手保険会社に就職。6年間のOL生活のかたわら、お菓子教室やフードスタイリングの学校に通う。退職後、イタリアのトスカーナ地方にある料理学校で、主に家庭料理を学ぶ。帰国後、レストラン勤務などを経て、独立を決意。自分のペースでできるお菓子の店を選ぶ。2005年、東京・神楽坂に「無添加焼菓子 レリーサ」をオープン。良質な素材を使い、添加物を使わずに焼き上げるお菓子が評判に。素朴でしみじみとおいしい焼き菓子を求めて、遠方から駆けつけるファンも多い。
http://www.lerisa.jp
撮影:木村 拓
無添加焼菓子「レリーサ」の体にやさしいクッキーとケーク

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