【レシピ・煎茶&ほうじ茶のボンボンショコラ】お茶とチョコレートのおいしいマリアージュ

もうすぐバレンタイン。そこでお茶を使ったボンボンショコラをご紹介します。教えてくださるのはお菓子研究家で日本茶インストラクターでもある本間節子さん。「煎茶の繊細な旨味と苦みはホワイトチョコレートと合わせると、よく引き立ちます。色もほんのり薄緑色が透けてきれいです。ほうじ茶のボンボンショコラは、半発酵のほうじ茶を煮出すと、花のような香りが楽しめます」。
材料 各26個分(24個+端の部分2個)
- [煎茶のボンボンショコラ]
- 煎茶のガナッシュ
- 煎茶
- 5g
- 生クリーム(乳脂肪分40%)
- 90g
- ホワイトチョコレート
- 90g
- バター(食塩不使用)
- 15g
- ホワイトチョコレート
- 150g
- 仕上げ用煎茶
- 小さじ1
- [ほうじ茶のボンボンショコラ]
- ほうじ茶のガナッシュ
- ほうじ茶(半発酵のほうじ茶)
- 5g
- 生クリーム(乳脂肪分40%)
- 100g
- ミルクチョコレート
- 90g
- バター(食塩不使用)
- 10g
- セミスイートチョコレート
- 150g
- 仕上げ用ほうじ茶(てん茶入りのもの)
- 小さじ1
作り方
- 準備● 容器(11cm×14cmの流し缶)にオーブンペーパーを敷き込む。
● 仕上げ用のバットを裏返し、オーブンペーパーを敷く。(バットは裏返すとのせやすい。)
● チョコレートは板状の場合は刻み、タブレット状の場合はそのまま使用する。 - 1[煎茶とほうじ茶は共通。( )内は、ほうじ茶の場合]小鍋に煎茶(ほうじ茶)と生クリームを入れ、中火にかける。
- 2沸騰したら弱火にし、2分煮て火を止め、蓋をして1分おき、茶こしでこして60g(70g)量る。60g(70g)に満たなければ生クリームを加える。
- 32と同時に、耐熱ボウルにホワイトチョコレート(ミルクチョコレート)を入れてふんわりとラップをかけ、300Wの電子レンジで2分加熱し、6割ほど溶かす。
- 43のホワイトチョコレート(ミルクチョコレート)に2の煎茶(ほうじ茶)風味の生クリームを注ぎ、ゴムべラで混ぜてなめらかになるまでチョコレートを溶かす。バターを加えて混ぜて溶かす。
- 5準備した容器に流して表面を平らにし、冷蔵庫で一晩冷やす。
- 6耐熱ボウルにホワイトチョコレート(セミスイートチョコレート)を入れ、ふんわりとラップをかけて300Wの電子レンジで3分加熱し、ゴムベラで混ぜて溶かす。
- 75で固めたチョコレートを取り出し、6で溶かしたチョコレートを小さじ1~2ほど表面にのせ、パレットナイフでうすくのばして塗る。乾いたら逆さまにしてオーブンペーパーをはがし、はがした面にも同様にチョコレートをのせ、のばして塗る。
- 8まな板にのせ、温めた包丁で4辺の端を切り落とし、24等分の正方形に切り分ける。包丁は温め、汚れを拭き取りながら切るときれいに切れる。
- 9ホワイトチョコレート(セミスイートチョコレート)が残っているボウルを布巾の上に置いて傾け、8のチョコレートを浸し、チョコレートフォークですくい上げる。余分なチョコレートを振り落とし、オーブンペーパーを敷いた仕上げ用のバットにのせる。8で切り落とした部分は丸め、同じようにホワイトチョコレート(セミスイートチョコレート)にくぐらせてをコーティングする。
- 10
見ためと食感のアクセントになるように、煎茶(ほうじ茶)をのせる。
Point
保存の目安は冷蔵で1週間。冬は涼しいところでもよい。
本間節子(ほんま せつこ)/お菓子研究家、日本茶インストラクター。季節感と素材の持ち味を大切にした、毎日食べても心と身体にやさしい味のお菓子を提案している。お茶に詳しく、お菓子に合わせた飲み物に定評がある。自宅で少人数制のお菓子教室「atelier h(アトリエ・エイチ)」を開くほか、書籍や雑誌でのレシピ提案、日本茶イベントや講習会などで幅広く活動。著書に「まいにちのお菓子づくり」「マグカップケーキ」(主婦の友社)、「ヨーグルトのお菓子」(池田書店)などがある。
http://www.atelierh.jp
撮影:ライアン・スミス
日本茶のさわやかスイーツ

お菓子研究家で日本茶インストラクターの本間節子さんによる、煎茶、ほうじ茶、抹茶、和紅茶を使った初のお菓子レシピ集。洋菓子、和菓子のレシピは50点。茶葉を砕いたり、すり潰したりして、まるごと茶葉をいただくアイディアが満載です。そのままおいしく…