【レシピ・ビスキュイつよいこ】可愛くておいしい! 京都で評判の焼き菓子店に教わるビスケットの作り方

京都・岡崎で人気の菓子店「千茜」。予約をしてでも食べたい、おいしい焼き菓子が評判です。そこで本日は、この素敵なお店をひとりで切り盛りする村瀬佳子さんの初めての著書『京都 菓子店千茜 香るフランス焼菓子』から、ココナッツを使ったビスケットの作り方をご紹介します。おいしいのはもちろんのこと、たくさん並べて眺めるだけでも「たまらん」かわいらしさです。
材料(約60枚分)
- ココナッツファイン
- 60g
- 薄力粉
- 140g
- 塩
- 1g
- 菜種油
- 40g
- 砂糖
- 40g
- 熱湯
- 37g
- 髪の毛部分
- モシャモシャ(Point参照)
- 適量
- 木苺ジャム
- 適量
作り方
- 1
砂糖を熱湯で溶かしてシロップを作り、冷ましておく。
- 2
ココナッツファイン、薄力粉、塩をフードプロセッサーに入れ、全体が混ざるように軽く撹拌する。次に菜種油を回し入れ、3~5秒を3回ほど、粉と油が合わさってぽろぽろになるように混ぜる。※次に加えるシロップの水分で、薄力粉に含まれるグルテンが粘りを出さないようにするための大切な工程です。
- 3
1のシロップの半量を入れ、3~5秒を3回ほど混ぜる。ゴムべらでフードプロセッサーの中を整えてから残りのシロップを加え、さらに3~5秒を3回ほど混ぜる。生地が大きな固まりになったらOK。
- 4
3の生地をラップの上に取り出す。打ち粉はせず、まず左右に三つ折りにして、その後、上下に三つ折りにし、ふたたび左右に三つ折りにして生地をならす。
- 5
4をラップごとコロコロと転がし、長さ30cmの棒状(直径約4cm)にして冷凍する。
- 6
5を1時間以上、冷凍庫で冷やし固めてから、包丁で厚さ5mmにスライスする。生地が冷えて固いうちに顔を描いて冷蔵庫に入れる。オーブンを160℃に予熱する。※生地がやわらかくなると顔が描きづらくなるため、10~15個ずつの作業がおすすめです。
- 7
160℃に予熱したオーブンに入れ、150℃で10分焼き、取り出して頭の部分に木苺ジャムを塗る。オーブンは切らずに150℃を保っておく。
- 8
7のジャムの上にモシャモシャをのせる。150℃のオーブンで12~15分焼き、完全に冷めるまでオーブンの中に入れておく。
Point1
モシャモシャモシャモシャは、卵を丸1個使うと、かなりの量になります。余った分は冷凍庫で保存可能ですが、1/3~1/2量で作ってもよいでしょう。材料
・卵…1個(55g)
・砂糖…25g
・ココナッツファイン…110g作り方・卵をときほぐして砂糖を溶かし、ココナッツファインを入れて全体が均一になるように混ぜる。
・卵…1個(55g)
・砂糖…25g
・ココナッツファイン…110g作り方・卵をときほぐして砂糖を溶かし、ココナッツファインを入れて全体が均一になるように混ぜる。
Point2

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村瀬佳子(むらせ よしこ)/1978年京都生まれ。日本とフランスの製菓材料企業でのプランナーを経て、2015年、京都岡崎に「菓子店千茜」をオープン。ひとりで店舗を切り盛りする傍ら、菓子教室や味覚教室、子どものためのアトリエ活動を行う。生産者とのつながりを大切に、素材ひとつひとつにこだわり、しあわせの香りが口いっぱいに広がるような菓子と料理、食べることのたのしみを提案する。
http://chisen.main.jp
撮影:大見謝星斗
京都 菓子店千茜 香るフランス焼菓子

オーガニック素材と洗練された味で人気急上昇中、京都・岡崎のChisen「菓子店千茜」初めてのレシピ本。驚くほどしっとり、食後も続く香りの余韻。オイルベースのビスキュイから、乳製品・卵・砂糖不使用のケイク、バターたっぷりのリッチなケイクまで―…