【レシピ・鶏のヨーグルト漬け焼き】漬けておいて食べたいときに焼くだけ!

忙しくて料理に手間をかける時間も惜しい。でも、しっかり食べたい。そんなときに重宝するのが作りおきですが、そのラインナップに思わず加えておきたくなるのが、今日ご紹介する「漬けるおかず」。時間のあるときに「たれ」や「漬け床」に漬けておけば、食べたいときに焼くだけ・煮るだけ・切るだけで絶品おかずが出来上がり。今回、料理研究家のワタナベマキさんに教えていただくのは、ヨーグルト漬けの鶏焼きです。保存がきく上に、ヨーグルトに漬けることで、やわらかくジューシーな鶏むね肉が食べられるという一石二鳥のこの料理方法、くせになること請け合いです。
ヨーグルトだれの準備(作りやすい分量)
- ヨーグルト
- 400g
- 塩
- 小さじ1と1/2
- 酒
- 大さじ3
材料(2人分)
- 鶏むね肉
- 300g
- ヨーグルトだれ
- 大さじ5
- オリーブ油
- 小さじ2
- 塩
- 少量
- 紫玉ねぎ(くし形切り)
- 適宜
- レモン
- 適宜
- マスタード
- 適宜
作り方
- 準備
ヨーグルトだれの材料をすべてよく混ぜ合わせる。味つけは塩のみとシンプルですが、ヨーグルトのコクが味を深めます。調理時に火を通すと、ヨーグルトの酸味はまったく残りません。作ったヨーグルトだれは、密閉容器に入れて冷蔵庫で約10日間保存可能。
- 1
漬ける鶏むね肉は包丁で切れ目を入れて、厚さを均一にする。表面の水分をペーパータオルでふく。保存容器に入れ、上からヨーグルトだれとオリーブ油を加えてよくもみ込む。お酒が入るので、ヨーグルトだれによくからみます。
- 2
上から食材にぴったりとラップを貼りつけて冷蔵庫で漬ける。食べごろは、漬けてから2~3日目。保存期間は5日間。
- 3
焼くフライパンを中火で熱し、オリーブ油小さじ2(分量外)を入れる。2をヨーグルトを軽くぬぐって並べ入れ、こんがり焼き色がつくまで焼く。
- 4
裏返して弱火にし、8分ほど焼き、塩で味を調える。好みで紫玉ねぎ、レモン、マスタードを添える。
Point
ヨーグルトの力で、肉はやわらかく、ジューシーになります。たっぷりのたれに沈める必要はありません。表面にまんべんなくつける程度でOK。弱火でじっくり焼くと、よりしっとり仕上がります。皮を取るか取らないかはお好みでどうぞ。
ワタナベマキ/料理家。グラフィックデザイナーを経て2005年に「サルビア給食室」として料理の活動を始める。独創的でオリジナリティに溢れた、素材の組み合わせと、作りやすく、毎日のごはんに真似したくなるレシピにファンが多い。ナチュラルでスタイリッシュなライフスタイルにも定評がある。『冷凍保存ですぐできる絶品おかず』(家の光協会)、『アジアのごはん』(主婦と生活社)など著書多数。
撮影:新居明子
味つけいらずで、すぐ絶品。漬けるおかず

「作りおき」に挫折した人も、これならできる! 続く! 人気料理研究家のワタナベさんが提案する「漬けるおかず」。時間のあるときに「たれ」や「漬け床」に漬けておけば、食べたいときに焼くだけ・煮るだけ・切るだけで絶品おかずが完成!