【レシピ・いなり弁当】 オープンいなりにも! 分とく山・野崎洋光さんに教わるワンランク上のお花見弁当

今年も桜の美しい季節がやってきました。おいしいお弁当を作ってお花見に行きましょう。本日は、手軽につまめる「おいなりさん」を、東京・南麻布の日本料理店「分とく山」総料理長の野崎洋光さんに教わります。「おいなりさんは油揚げを裏返したり、包み方を変えると違った趣になります。お弁当には紅しょうがやお漬物など、アクセントになる味を少し添えると、おいしくいただけます」。
材料(10個分)
- 米
- 2合
- 水
- 330ml
- 【A】酢
- 35ml
- 【A】砂糖
- 大さじ1
- 【A】塩
- 5g
- 油揚げ
- 5枚
- 【B】水
- 400ml
- 【B】みりん
- 50ml
- 【B】しょうゆ
- 大さじ2
- 【B】薄口しょうゆ
- 大さじ2
- 【B】黒砂糖
- 30g
- 米のとぎ汁
- 適量
- 紅しょうが
- 適量
- 三つ葉(ゆでたもの)
- 5本
作り方
- 1油揚げは半分に切って袋に開き、熱湯で油抜きする。
- 2
1を米のとぎ汁に入れ、沸騰したら弱火で5分煮て取り出し水に入れ、ていねいにもみ洗いして油を抜く。
※油揚げは熱湯でゆでてから米のとぎ汁で煮ると、油がよく抜けて上品な味に煮上がる。 - 3
鍋にBを合わせ、2を入れて落としぶたをして中火で煮る。汁が少し残るくらいに煮含めたらざるに取り、汁気をきる。
※たくさん作って冷凍しておくとよい。 - 4米は洗って水に15分浸し、ざるに上げて15分置く。炊飯器に米と分量の水を入れて早炊きモードで炊く。
- 54をボウルに移し、Aを合わせたすし酢をかけ、切るように混ぜ、バットなどで冷ましておく。
- 6
3の油揚げの袋の半量に、5のすしめしを軽く握ってつめる。残りの半量は裏返して5をつめ、紅しょうがをのせ、三つ葉で結ぶ。
Point

三角いなり
油揚げの袋の一辺を開き、角を折り込んで三角にし、すしめしをつめる。
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野崎洋光(のざき ひろみつ)/1953年福島県古殿町生まれ。東京グランドホテル、八芳園を経て、80年ふぐ料理店「とく山」の料理長に就任。89年「分とく山」を開店。食材を生かした心温まる料理には定評がある。現在総料理長として4店舗を統括。調理科学、栄養学に基づくわかりやすい和食を提唱している。著書に『「分とく山」の永久保存レシピ 野洋光 和のおかず決定版』、共著に『決定版 ずっと使える「一汁二菜」献立帳』(ともに世界文化社)など多数。
撮影:小林庸浩
分とく山・野﨑洋光の 常備菜でつくる和のお弁当

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