【レシピ・煮やっこ】忙しい日の強い味方! 冷凍保存食材を使って手軽に作れるおいしい一品

買い物をしそびれたけれど、あと一品欲しい!…そんなときに役立つのがストックしておいた食材です。冷凍保存のコツをマスターすれば、食材の無駄もなくなり、時短にもつながります。料理研究家の岩崎啓子さんに教えていただくのは、冷凍した豆腐と和だしを使って作る煮やっこ。一度凍らせた豆腐の水分をしぼると、甘い煮汁を含みやすくなり、普段の豆腐とは違った食感も楽しめます。
材料(2人分)
- 豆腐(冷凍したもの)
- 1丁
- 和だし(冷凍したもの)
- 1カップ
- 長ねぎ
- 1/2本と3cm長さ
- わかめ(戻したもの)
- 80g
- 【A】酒
- 大さじ1
- 【A】しょうゆ
- 大さじ1
- 【A】砂糖
- 大さじ1/2
作り方
- 1豆腐は自然解凍し、手で押して水気をしぼって4つに切る。
- 2長ねぎ1/2本は斜め切り、残りは小口切りにして水にさらしておく。わかめはひと口大に切る。
- 3鍋に和だし、Aを合わせて煮立て、1、2の斜め切りの長ねぎ、わかめを入れてふたをする。沸騰したら弱火にして7~8分間煮る。
- 4器に盛り、残りの長ねぎの小口切りを添える。
Point1
冷凍豆腐の作り方冷凍すると水分が抜けるので、もとの食感には戻りません。しかし凍(し)み豆腐に似た新食感が楽しめます。【作り方】1.パッケージごと金属トレイにのせ、急速冷凍する。
【冷凍室のルール】
●冷凍室の温度は-18~-20℃です
●食材は冷めてから冷凍室へ入れましょう
●完全に凍るまでは平ら冷凍で
●これから冷凍する食材と冷凍ずみ食材の棚は分けて保存を
● 一度解凍したものの再冷凍はやめましょう
● 冷凍の目安は基本3週間、長期保存は避けましょう
※金属製のトレイや空き缶のふたは熱伝導率が高いので、この上に食材をのせると、冷凍までの時間や自然解凍の時間が早くなります。
※解凍後の豆腐は水分が残っているので、よく水気をしぼらないと、料理の仕上がりが薄味になることも。

【冷凍室のルール】
●冷凍室の温度は-18~-20℃です
●食材は冷めてから冷凍室へ入れましょう
●完全に凍るまでは平ら冷凍で
●これから冷凍する食材と冷凍ずみ食材の棚は分けて保存を
● 一度解凍したものの再冷凍はやめましょう
● 冷凍の目安は基本3週間、長期保存は避けましょう
※金属製のトレイや空き缶のふたは熱伝導率が高いので、この上に食材をのせると、冷凍までの時間や自然解凍の時間が早くなります。
※解凍後の豆腐は水分が残っているので、よく水気をしぼらないと、料理の仕上がりが薄味になることも。


Point2

・けずり節…15g
・昆布…8cm
・水…5カップ【作り方】1.鍋に水、さっと洗った昆布を入れて中火にかけ、沸騰直前に昆布を取り出す。2.沸騰した1にけずり節を加えて、約10秒間煮て、こす。
※昆布はぬめりが出ないよう沸騰直前に取り出し、けずり節は旨みが抽出されるよう沸騰しただしに加える。
【冷めたら冷凍保存!】冷凍用保存容器か袋に1回分ずつ入れ、金属トレイにのせて急速冷凍。使うときは自然解凍か電子レンジ解凍をします。保存期間は3週間。
岩崎啓子(いわさき けいこ)/料理研究家・管理栄養士。雑誌、書籍、メニュー開発などで、簡単に作れておいしく、からだにやさしい家庭料理を提案。なかでも食材の使いきりや冷凍保存の節約料理には定評がある。その他、保健所の料理教室や、健康・栄養指導にも携わる。著書に『改訂版 冷凍保存節約レシピ』(日本文芸社)『冷凍保存の便利帳』(アスコム)『1食500kcalからだ改善レシピ』(主婦の友社)『おうちで、できたて! デパ地下サラダ』(新星出版社)『圧力鍋で節約おかず』(世界文化社)、共著に『ちょっと具合のよくないときのごはん』(日東書院本社)などがある。
撮影:西山 航
冷凍保存で使いきりレシピ

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