【レシピ・トマトとバジルのジェラート】トマト好きなら試したい、プロに教わるジェラート

本日8月27日は「ジェラートの日」。明日までジェラートをテーマにお届けしております。本日はトマトと相性抜群のバジルを合わせたジェラートをご紹介します。まるで冷製スープを凍らせたかのようなジェラートは、ワインのお供にもおすすめです。味の濃いトマトと乾燥バジルを使うのが、おいしく美しく仕上げるコツ。東京・神楽坂でジェラートとイタリア菓子の教室「giglio(ジリオ)」を開く齋藤由里さんに教えていただきます。
材料(4~5人分)
- ミニトマト(4等分する)
- 200g(約10個)
- 【A】生クリーム
- 180ml
- 【A】牛乳
- 180ml
- 【A】マッシュポテトの粉
- 18g
- 練乳
- 110g
- バジル(乾燥)
- 小さじ1
- 飾り用バジルの葉(フレッシュ)
- 適量
作り方
- 1
鍋にAを入れて火にかけ、泡立て器で混ぜながら沸騰直前まで温める。
- 2
80℃程度まで冷まし、ミニトマトを加えてハンディブレンダーでなめらかに混ぜる。
- 3練乳、バジルを加えてさらに混ぜ、容器に入れて蓋をする。冷凍庫で冷やし固めながら「いちごミルクのジェラート」の作り方(3~7)を参考に数回混ぜる。
- 4器に盛ってバジルの葉を飾る。
Chef’s voice
イタリアではよく見かけるトマトのジェラートは、意外に人気があります。イタリアのトマトは日本のものよりも濃厚で、冷菓にしてもはっきりとした風味が残っておいしいんですよ。日本では比較的味が濃いミニトマトを使ってください。トマトの皮のすぐ内側に旨みがあるので、ぜひ皮つきで。ハンディブレンダーを使えばなめらかになるので、まったく気になりません。バジルは乾燥を使いましょう。フレッシュバジルをブレンダーで混ぜると色が混ざってきれいな色に仕上がりません。
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齋藤由里(さいとう ゆり)/お菓子作り好き、イタリア好きが高じてジェラートとお菓子作りを習うためイタリアへ。修業中にマシンがなくともイタリアンジェラートが作れるのではないかと考え、帰国後研究を重ねて、神楽坂の自宅でジェラートとイタリア菓子の教室「giglio(ジリオ)」を開く。イタリアの味を広めるとともに珍しいフレイバーのジェラート作りにも取り組み、遠くから通う生徒さんも。グループレッスン、プライベートレッスンのほか、不定期でカフェイベントを開催。
https://gigliodolce.jimdo.com/
撮影:西山 航
おうちで作る イタリアンジェラート

イタリアでジェラート修業をしてきた齋藤由里さんが、試行錯誤しながら作った至極のレシピを初公開。素材の性質によって「混ぜる・練る」の作業をわけて紹介しているので、初心者でも簡単に作れます。素材の甘みをいかしたフルーツジェラートや本格的な味わい…