プロに教わるベーシック・フレンチ。サーモンのリエットとシャンパンで爽やかな秋に乾杯!

朝晩、少し涼しくなってきましたね。シュワシュワのシャンパーニュが飲みたいときにおすすめするおつまみは、サーモンのリエットです。軽くトーストしたバゲットにつけて食べると、最高においしい! ワインフランス菓子・料理研究家の大森由紀子さんの人気の著書『ベーシック・フレンチ 地方のおそうざいレシピ』からのご紹介です。
リエットといえば豚のリエットが主流ですが、脂肪分の少ないお魚のリエットを作ってみました。
パンにつけるほか、パスタに混ぜたり、ゆでたじゃがいもと一緒にいただいたりとアイディア次第で食べ方のバリエーションも増えます。
材料(作りやすい分量)
- サーモン
- 2切れ
- スモークサーモン
- 100g
- レモン汁
- 少々
- バター
- 100g
- サワークリーム
- 50g
- 塩、こしょう
- 各少々
作り方
- 1鍋に水(分量外)とレモン汁を入れて沸騰させる。水の分量はサーモンを入れたとき、ひたひたになるくらい。
- 21にスモークサーモンを入れ、中火で火を通す。スモークサーモンを取り出し、サーモンを皮を下にして置き、中火で火を通す。
- 3スモークサーモン、サーモンの水気を拭く。別の鍋に入れて強火にかけ、水分を飛ばしながら身を細かくほぐす。
- 43を冷まし、柔らかくしたバター、サワークリームを混ぜ合わせ、塩、こしょうで味を調える。薄切りにしたバゲット(分量外)を添える。
Point
好相性のワイン
ピノ・ノワールやピノ・ムニエなど黒ぶどうを使った、柔らかで、クリーミーな味わいのシャンパーニュを。ロゼシャンパンもよい。
ピノ・ノワールやピノ・ムニエなど黒ぶどうを使った、柔らかで、クリーミーな味わいのシャンパーニュを。ロゼシャンパンもよい。
大森由紀子(おおもり ゆきこ)/フランス菓子、料理研究家。学習院大学文学部仏文科卒。パリ国立銀行東京支店勤務後、パリの料理学校で料理とお菓子を学ぶ。フランスの伝統菓子、地方菓子など、ストーリーのあるお菓子や、フランス人が日常で楽しむおそうざいを雑誌、書籍、テレビなどを通して紹介している。フランス伝統菓子&地方菓子を伝える「クラブ・ドゥ・ラ・ガレット・デ・ロワ」の理事、毎年夏、フランスの地方へのツアーも企画。フランスのガストロノミー文化を日本に伝える懸け橋になりたいと願いながら、点が線になる仕事を目指している。
撮影:海老原俊之
ワインセレクト:江連祐三子(マッシュルーム)
ベーシック・フレンチ 地方のおそうざいレシピ

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