【レシピ・料亭のおから】男性ファンも秘かに多い! プロに教わる「卯の花」の作り方

近頃は家庭での登場頻度は少なくなっているかもしれませんが、昔ながらのおふくろの味として覚えているかたも多い「おから」。実は「おからが好き」という男性も多いようです。本日、料理研究家の松田美智子さんに、著書『彼とごはん』から教えていただくのは「料亭のおから」。料亭らしく上品な味わいは、おそうざいとしてもいくらでも食べられ、またおつまみにもぴったりです。
材料(作りやすい分量)
- おから
- 200g
- 小松菜
- 1/3束
- 【A】ごま油
- 大さじ1
- 【A】生姜(みじん切り)
- 小さじ1
- 【B】干しえび(粗みじん切り)
- 大さじ4
- 【B】ねぎ(みじん切り)
- 1/2本分
- 【C】だし汁
- 1と1/2カップ
- 【C】酒
- 大さじ3
- 【C】みりん
- 大さじ3
- 三温糖
- 大さじ1
- 薄口醤油
- 小さじ1
作り方
- 1おからをボウルに入れ、水を加えてほぐす。目の細かいストレーナーなどに入れ、流水の下で振り洗いをし、水気をきる。10分置き、再度軽く絞る。
- 2小松菜は塩(分量外)ゆでし、水にとったらよく水気をきり、茎の部分を小口切りにする(葉の部分は使用しない)。
- 3土鍋もしくは厚手の鍋にAを入れて中火で炒め、水気をきった1を加え、炒り煮をしていく。
- 4水分が少し減ったところで、Bを加え、さらにCも加え炒める。三温糖を加え、さらに水分がヒタヒタより少ないぐらいになるまで炒り飛ばす。
※ゆっくり丁寧に火を入れるのが何よりのおいしさの秘訣。時間がないときは、だし汁を1カップに減らすとよいでしょう。干しえびはあさりのむき身にするとさらにおいしくなりますよ。 - 5仕上げに2と薄口醤油を加えて火を止め、鍋の中が落ち着くまで混ぜ合わせる。
Point

松田 美智子(まつだ みちこ)/東京生まれ(鎌倉育ち)。料理研究家、テーブルコーディネーター、女子美術大学講師。料理研究家ホルトハウス房子氏に師事し、各国家庭料理を学ぶ。1993年より恵比寿で「松田美智子料理教室」主宰。栄養面に配慮した、季節感豊かで、丁寧な家庭料理が幅広い層から支持される。テレビや雑誌などメディアで活躍する他、海外ブランドでのキッチン開発や、自身ブランドの調理器具の開発、企業のメニュー開発など、多角的に食の仕事を手がける。著書多数。
撮影:西山 航
彼とごはん

定番メニューで彼氏・旦那様に喜ばれるためのレシピ集。料理が映える器、料理上手な作り置き、グッと美味しくなる調味料など人気料理家ならではのコツも満載。